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【職種解説】ウエディングプランナーになるには?主な仕事内容や必要な資格まで解説

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ウエディングプランナーが目指せる企業
株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ
株式会社グッドラック・コーポレーション
株式会社エスクリ
※2025.4.17時点での情報です。
「結婚式」という、人生で最も輝かしい瞬間をプロデュースするウエディングプランナー。
「人の幸せに貢献できる、華やかでやりがいのある仕事」
そんなイメージに憧れを抱き、「未経験だけど、ウエディングプランナーになってみたい!」と考えている方も多いのではないでしょうか?
でも、同時にこんな疑問や不安もありませんか?
「実際、どんな仕事内容なんだろう?」
「キラキラして見えるけど、大変なことも多いんじゃない?」
「特別な資格がないと、やっぱり難しいのかな?」
「未経験から転職するには、何から始めればいいの?」
この記事では、そんな疑問や不安にひとつひとつ丁寧に答えていきます!
仕事のリアルな内容、やりがいと大変さ、資格の必要性、そして未経験から憧れのウエディングプランナーになるための具体的なステップまで詳しく解説。
この記事を読めば、ウエディングプランナーという仕事への理解が深まり、あなたが本当に目指したい道なのか、そのために何をすべきかが見えてくるはずです。
憧れのウエディングプランナー、どんな仕事?まずは基本を知ろう
漠然とした憧れを、まずは具体的な仕事内容の理解へと変えていきましょう。
ウエディングプランナーが日々どんな業務を行っているのか、その役割から見ていきます。
結婚式を創り上げるプロデューサー「ウエディングプランナー」の役割とは
ウエディングプランナーは、単に結婚式のプランを立てるだけではありません。
新郎新婦の想いを形にし、関わる多くのスタッフ(ドレスコーディネーター、フラワーデザイナー、カメラマン、司会者、シェフなど)をまとめ上げ、最高の結婚式を創り上げる総合プロデューサーのような存在です。
お客様の要望をヒアリングし、予算内で最高の提案を行い、準備段階から結婚式当日まで、すべてがスムーズに進むよう指揮をとります。
結婚式の成功を左右する重要な役割を担っているのです。
新規接客から当日運営まで:具体的な仕事内容をステップで解説
ウエディングプランナーの仕事は多岐にわたります。
大きく分けると、以下のステップで進められます。
新規接客・会場案内
結婚式場を探しているカップルに、会場の魅力やプランを説明し、契約に繋げます。「ここで式を挙げたい!」と思っていただけるような提案力が求められます。
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打ち合わせ
契約後、新郎新婦と何度も打ち合わせを重ね、結婚式のテーマ、招待客、衣装、料理、演出、予算などを具体的に決めていきます。
お客様の想いを丁寧にヒアリングし、理想を形にするための企画力が重要です。
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手配業務
決定した内容に基づき、ドレスや装花、写真・映像、引出物、料理、会場設営などを各専門業者や社内スタッフに手配・発注します。
スケジュール管理能力と関係各所との連携が欠かせません。
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当日運営・アテンド
結婚式当日は、全体の進行管理を行います。
新郎新婦に付き添い、スケジュール管理、スタッフへの指示出し、予期せぬトラブル対応など、最高の1日になるよう細心の注意を払います。
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精算・事務処理
結婚式終了後は、費用の精算や各種事務処理も行います。
これ以外にも、イベント企画にまつわるSNSでの情報発信や新規プラン開発など、働く場所によって様々な業務が想定されます。
1日のスケジュール例:華やかさの裏側にあるリアルな動きとは
「実際、どんな風に1日を過ごしているの?」
そんな疑問にお答えします。あるプランナーの1日の例を見てみましょう。(※担当する組数や時期によって大きく異なります)
週末は結婚式が本番なことが多く、朝早くから夜遅くまでかかることも。
平日は打ち合わせやデスクワークが中心になるでしょう。
華やかなイメージですが、その裏では地道な作業も多そうですね。
ウエディングプランナーの「やりがい」と「大変さ」
ウエディングプランナーのリアルを知ることで、より深く仕事を理解し、ミスマッチを防ぎましょう。
「ありがとう」が原動力!最高の瞬間を創るやりがいとは
ウエディングプランナーの最大のやりがいは、何と言っても新郎新婦やゲストの最高の笑顔と「ありがとう」の言葉に直接触れられることでしょう。
- ・人生の節目に深く関われる
お客様にとって一生に一度の大切な日を、伴走者として一緒に創り上げていくプロセスは何物にも代えがたい経験です。
- ・感動を共有できる
式当日の幸せに満ちた新郎新婦の姿や、ゲストが感動している姿を間近で見ると、これまでの苦労が報われ、大きな達成感を得られるでしょう。
- ・創造性を活かせる
お客様の想いを形にするために、アイデアを出し、様々な提案ができる面白さがあります。
ゼロから一つのイベントを創り上げるクリエイティブな仕事です。
- ・チームで目標を達成する喜び
言うまでもなく、結婚式の成功は自分ひとりの力では叶えられません。
多くのスタッフと協力しながら、ひとつの目標に向かって力を合わせ、成功させた時の喜びは格別に感じること間違いなしです。
責任の重さ、長時間労働…知っておきたい“大変さ”も正直に解説
一方で、華やかな世界の裏には厳しい現実もあります。
覚悟しておくべき「大変さ」もあわせて知っておきましょう。
- ・責任の重さとプレッシャー
お客様にとっては一生に一度、絶対に失敗できないというプレッシャーは常に伴います。小さなミスが大きなクレームに繋がる可能性もあります。
- ・長時間労働・不規則な休日
結婚式は土日祝日がメインのため、休みは平日になることがほとんどです。繁忙期や担当組数によっては、残業が多くなったり、休日出勤が必要になったりすることもあります。
- ・体力、精神力が必要
多くの業務を同時進行し、長時間立ち仕事になることも。また、お客様の様々な要望に応え、時には感情的な対応も求められるため、精神的なタフさも必要です。
- ・マルチタスク能力が必須
新規接客、打ち合わせ、手配、事務処理、当日運営など、常に複数の業務を同時並行でこなす必要があります。高いスケジュール管理能力と調整力が求められます。
ウエディングプランナーになるのに資格は必須?
「未経験だし、何か資格を取った方がいいのかな?」と考える方もいるかもしれません。
資格の必要性について解説します。
結論:必須資格はなし!未経験からでも挑戦できる!
ウエディングプランナーになるために、必須となる国家資格や公的な資格は一切ありません。
多くの企業では、「学歴不問・未経験歓迎」の求人を出しています。
なぜなら、資格よりも人物重視の採用を行う傾向が強いから。
コミュニケーション能力やホスピタリティ精神、責任感、向上心といった資質の方が、現場ではより重要視されます。
「資格がないから…」と諦める必要は全くありません!
未経験からでも十分に挑戦できる職種です。
持っていると有利かも?役立つ民間資格の種類と内容
必須ではありませんが、知識やスキルの証明として、また就職・転職活動でのアピールポイントとして役立つ可能性のある民間資格は存在します。
・BIA認定 ブライダルコーディネート技能検定
ブライダル業界で広く認知されている資格のひとつ。
・ABC協会認定 ブライダルプランナー検定
全米ブライダルコンサルタント協会が認定する資格。
・内閣府認可(財)職業技能振興会認定ウエディングプランナー検定1級
旧IWPAウエディングプランナー日本資格。
詳細はこちら
これらの資格取得を目指して勉強することで、ブライダルに関する体系的な知識を身につけることができるでしょう。
資格取得より重視される?本当に必要なスキル・資質とは
資格以上に、企業が未経験者に求めているのは以下のようなスキルや資質です。
- ・コミュニケーション能力
お客様の要望を正確にヒアリングし、分かりやすく説明する力。関係各所と円滑に連携する力。
あなたは当てはまる?
・相手の話を「うんうん」と聞くだけでなく、「つまり、こういうことだよね?」と相手が本当に言いたいことを掴むのが得意なタイプだ
・友達との旅行プランや、仕事での複雑な要件など、ごちゃごちゃした情報を分かりやすく整理して説明できる方だ
- ・ホスピタリティ精神
お客様に心から寄り添い、喜んでいただきたいというおもてなしの心。
あなたは当てはまる?
・困っている人を見ると、つい「大丈夫?」と声をかけたり、手伝ったりしたくなる
・誕生日や記念日に、相手が喜びそうなサプライズを企画するのが好き
- ・提案力・企画力
お客様の想いを形にするためのアイデアを出し、魅力的なプランを提案する力。
あなたは当てはまる?
・普段から「もっとこうしたら面白くなるのに」「こうすれば効率的なのに」と、改善点や新しいアイデアを思いつくことが多い
・友人との集まりや社内イベントなどで、企画や幹事を任されると、なんだかんだ張り切ってしまう
- ・スケジュール管理能力、調整力
多くのタスクを効率的にこなし、関係者とのスケジュールを調整する力。
あなたは当てはまる?
・旅行の計画を立てる時、交通手段や時間を細かく調べて、しおりを作るのが好き
・複数のバイトを掛け持ちしたり、締め切りが重なるタスクをこなしたりするのが、意外と苦にならない
- ・問題解決能力
予期せぬトラブルにも冷静に対応し、解決策を見出す力。
あなたは当てはまる?
・想定外のハプニングが起きても、まずは「どうしよう!」と焦るより、「何が起きてる?」「どうすればいい?」と冷静に考えるタイプだ
・計画通りにいかなくても、「じゃあ、こうしよう」と代わりの方法を考えたり、臨機応変に対応したりできる
- ・体力・精神的なタフさ
先述の「大変さ」でも触れた通り、ハードな業務を乗り越える力。
あなたは当てはまる?
・忙しい時でも、体調を崩さないように自分なりに工夫できる
・ちょっと嫌なことがあっても、一晩寝たら忘れたり、好きなことで気分転換したりするのが上手だ
未経験からウエディングプランナーになるための具体的なステップ
「よし、挑戦してみよう!」と思ったあなたへ!
未経験からウエディングプランナーになるための具体的なステップをご紹介します。
【STEP1】自己分析:適性を見極める
まずは、「なぜウエディングプランナーになりたいのか?」を深く掘り下げてみましょう。憧れだけでなく、仕事のやりがいや大変さを理解した上で、それでも挑戦したい理由を明確にすることが大切です。
自分の強みや弱み、これまでの経験で培ったスキルが、プランナーの仕事にどう活かせるかを考え、適性があるかを見極めましょう。
これまでの経験やスキルを整理するためにおすすめの方法は・・「キャリアの棚卸し」!
自分の強みは過去の経験から見つけ出す!効果的な自己アピールをするために
【STEP2】情報収集:企業研究と求人の探し方
ひと口にウエディングプランナーと言っても、働く場所によって仕事内容や働き方は異なります。
ホテル:大規模な結婚式が多く、分業制の場合も。安定性◎
専門式場:独自のコンセプトを持つ会場が多く、トータルプロデュースに関わることが多い。
ゲストハウス:アットホームな雰囲気で、自由度の高いオリジナルウエディングが実現しやすい。
レストラン:料理にこだわりたいカップルに人気。比較的少人数向け。
プロデュース会社:会場を持たず、様々な場所でのウエディングを企画・運営する。
それぞれの特徴を調べ、自分のやりたいことや働き方に合った企業を探しましょう!
求人サイトや企業の採用ページ、そして転職エージェントを活用するのが効率的です。
【STEP3】スキル習得:アピールできる経験・学び方
必須ではありませんが、可能であればブライダル関連の知識やスキルを学ぶことも有効です。
書籍やWebサイトで学ぶ:まずは基本的な知識をインプットする。
セミナーやスクールに参加する:より専門的な知識や実践的なスキルを学べる。ただし費用がかかるため慎重に検討を。
アルバイト経験を積む:結婚式場やホテルでのアルバイトは、現場の雰囲気を知る良い機会になります。
また現職での経験(接客スキル、営業実績、事務処理能力、リーダー経験など)を、プランナーの仕事にどう活かせるか具体的にアピールできるように整理しておきましょう。
【STEP4】応募準備:履歴書・職務経歴書のポイント
書類選考を突破するために、熱意とポテンシャルを効果的に伝える工夫が必要です。
職務経歴書に書かないほうがいいことは?簡潔に分かりやすく書くことがポイント!
【STEP5】面接対策:よく聞かれる質問と回答例
面接では、人柄やコミュニケーション能力、仕事への熱意が重視されます。
よく聞かれる定番質問の準備をしておきましょう。
アカホン的ポイント!
企業ごとに質問の傾向があるって知っていますか?
仕事理解に関する質問が多くされやすい企業もあれば、今後どのようになっていきたいか将来像を問われやすい企業もあります。
志望企業の面接では、どのようなことが聞かれているかもあわせて確認しましょう。
志望企業ごとの面接口コミを見る
ウエディングプランナーに向いている人・向いていない人の特徴
自分がウエディングプランナーに向いているか、客観的に判断するためのチェックリストを用意しました。
こんな人が活躍できる!プランナーの適性チェックリスト
□ 人の喜びを自分のことのように感じられる
□ 人とコミュニケーションを取るのが好きだ
□ 相手の話を丁寧に聞き、意図を汲み取るのが得意だ
□ 人をまとめたり、リーダーシップを発揮したりした経験がある
□ 細かい作業やスケジュール管理が苦にならない
□ 新しいことを学ぶのが好きで、向上心がある
□ 責任感が強く、最後までやり遂げる力がある
□ 予期せぬ出来事にも、冷静に対応できる方だ
□ 体力には比較的自信がある
□ 人のために頑張ることに喜びを感じる
多く当てはまる方は、ウエディングプランナーとしての素質があるかもしれません。
ちょっと厳しいかも?事前に考えたいミスマッチの可能性
一方で、以下のような方は、少し立ち止まって考える必要があるかもしれません。
□ 土日祝日は絶対に休みたい
□ プライベートの時間を最優先したい
□ 人前に立つことや、多くの人と関わることが苦手
□ プレッシャーに弱い、責任を負うのが怖い
□ マルチタスクや細かい調整作業が非常に苦手
□ 華やかな部分だけに憧れている
正直な自己分析が、後悔しない転職への第一歩です。
気になる給料・休日・将来性は?キャリアパスも解説
長く働く上で、給与や待遇、将来性も重要なポイントですよね。
平均年収と給与体系の実態
ウエディングプランナーの平均年収は、一般的に300万円~450万円程度と言われています。
ただし、これはあくまで目安。
勤務先の企業規模、地域、個人の経験やスキル、役職によって大きく異なります。
インセンティブ制度(新規契約数や担当組数に応じた報奨金など)を導入している企業も多く、成果次第で平均以上の収入を得ることも可能でしょう。
未経験からのスタートは比較的低い給与水準から始まることが多いですが、経験を積み、実績を上げることで昇給や昇格が期待できます。
休日の取りやすさ、ワークライフバランスは?
前述の通り、土日祝日は基本的に出勤。
休日は平日にシフト制で取得するのが一般的です。
年間休日は企業によって異なりますが、105日~120日程度が多いようです。
また繁忙期は残業が増えたり、休みが取りづらくなったりする傾向があります。
ワークライフバランスを重視する場合は、企業の休日制度や残業時間の実態などを、求人情報や面接でしっかり確認することが大切です。
近年は、業界全体で働き方改革を進める動きも見られます。
将来性はある?多様化するキャリアパスの選択肢
結婚式のスタイルは多様化していますが、「特別な日をプロに任せたい」というニーズがなくなることは考えにくく、ウエディングプランナーの仕事自体がなくなる可能性は低いと言えるでしょう。
経験を積んだ後のキャリアパスも幅広く考えることができます。
マネージャー・支配人:チームリーダーや会場全体の責任者を目指す。
教育・研修担当:新人プランナーの育成に関わる。
フリーランスプランナー:独立して、自由なスタイルで活動する。
別職種への転身:ブライダル業界内の他職種(ドレスコーディネーター、マーケティングなど)や、培ったスキルを活かして他業界(イベント企画、営業、広報など)へ転職する。
プランナーとして培った高いコミュニケーション能力や調整力、企画力は、様々な分野で活かせるポータブルスキルと言えます。
ポータブルスキルって?
ポータブルスキルを磨く方法。最も効率的に身に付けるためには「◯◯」することが最重要?
未経験転職の不安、プロに相談してみませんか?
「自分に合う企業が分からない」
「履歴書や面接で、どうアピールすればいいか自信がない」
「業界のリアルな情報をもっと詳しく知りたい」
そんな不安や疑問は、未経験転職のプロに相談してみるのが解決への近道です。
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ブライダル業界の動向や、各企業の特徴、求める人物像などを熟知しています。
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