転職アカホン講座
【元社員の声】セコムの面接対策完全ガイド|実際の面接で聞かれたこと一覧と回答術

- セコムの面接質問例と回答術
- 落ちやすい人の傾向や共通点はある?
- セコムの面接、未経験でも大丈夫?
- セコムが未経験者を採用する理由
- セコムの面接における志望動機の伝え方
- セコムの面接対策は転職アカホンで
国内警備業界のリーディングカンパニーとして、絶大な知名度と信頼を誇るセコム株式会社。
安定した経営基盤と充実した福利厚生から、転職市場でも常に高い人気を集めています。
「社会の安全・安心に貢献したい」
「大手企業でキャリアを築きたい」
と考える一方で、
「セコムの面接では何を聞かれるんだろう?」
「未経験でも採用される可能性はある?」
といった不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、セコムの面接で実際に聞かれた質問の具体例から、効果的な回答方法、そして未経験者が採用される理由まで、セコム株式会社の元社員のリアルな声も交えながら徹底解説します。
最後まで読めば、セコムの面接に対する不安が解消され、自信を持って選考に臨めるようになるでしょう。
セコムの面接質問例と回答術
セコムの面接は、応募者の人柄やポテンシャルを多角的に評価するため、様々な角度から質問がされます。
ここでは、実際の面接でよく聞かれる質問とその意図、そして効果的な答え方を解説します。
実際にセコムの面接で聞かれた質問
実際の面接では、和やかな雰囲気の中で、オンライン形式(30分程度)で行われることが多いようです。
冒頭で会社説明の時間が設けられることもあり、応募者の緊張をほぐそうという配慮が感じられます。
- 【あなた自身に関する質問】
自己紹介/強み・弱み(長所と短所)/学生時代に頑張ったこと(学業・アルバイトなど)/前職の業務内容・退職理由/転職活動の軸/ブランク期間に何をしていたか/5年後・10年後のビジョン/やりがいを感じたい仕事
- 【セコムに関する質問】
志望動機/セコムについてどう思うか
- 【働き方・コンプライアンスに関する質問】
夜勤の可否など働き方について/警備業法に基づく質問
これらの質問は、大きく分けて「①あなたという人間の理解」「②自社へのマッチ度」「③コンプライアンス意識の確認」という3つの意図に分類できます。
特に注目すべきは、過去の経験について深く掘り下げる質問が多い点です。
単に経歴をなぞるだけでなく、その時々で何を考え、どう行動したのか、そしてその経験から何を学んだのかを自分の言葉で語れるように準備しておくことが重要です。
たとえば、「中途退学理由は何ですか?」といった一見ネガティブに捉えられがちな質問も、正直に事実を伝え、そこからの学びや反省を前向きな姿勢で語ることができれば、むしろ誠実な人柄をアピールするチャンスになります。
落ちやすい人の傾向や共通点はある?
では、セコムの面接で評価を下げてしまうのはどのような人でしょうか。
これは、面接官の質問の意図を理解することで見えてきます。
社会貢献への意識が低い人
セコムの根幹事業は「社会の安全・安心を守る」ことです。
そのため、「給料が良いから」「大手で安定しているから」といった待遇面のみを志望動機に挙げると、「自社の理念に共感していない」と判断されかねません。
なぜ「安全」に関わる仕事がしたいのか、自身の経験と結びつけて語ることが不可欠です。
コミュニケーションに難がある人
警備業務はチームで連携して行います。
また日勤業務では、顧客とのやり取りも頻繁に発生します。
面接での受け答えが一方的であったり、質問の意図を汲み取れなかったりすると、入社後の協調性や対人スキルに懸念を持たれてしまいます。
ストレス耐性が低い、または体調管理に不安がある人
不規則な勤務体系(特に夜勤)や、緊急事態への対応など、心身ともにタフさが求められる仕事です。
面接での受け答えにおいて覇気がなかったり、ストレスへの向き合い方について具体的な考えがなかったりすると、長期的な勤務が難しいと判断される可能性があります。
ルールや規律を軽視する人
人々の安全を預かる仕事だからこそ、セコムは規律を非常に重視します。
時間にルーズ、身だしなみがおろそか、といった基本的な社会人マナーが欠けているのは論外と考えましょう。
また経歴について嘘をつくなど、不誠実な態度は御法度です。
セコムの面接で落ちやすい人の傾向に当てはまらないよう、誠実な姿勢で、自身の言葉で情熱を伝える準備を徹底しましょう。
セコムの面接、未経験でも大丈夫?
結論から言うと、セコムへの転職は未経験者でも問題ありません。
むしろ、セコムは未経験者を積極的に採用し、一からプロフェッショナルへと育てる文化が根づいています。
未経験での応募OK
セコムの採用情報の多くは「未経験者歓迎」を掲げています。
これは、特定のスキルや経験よりも、個人の資質やポテンシャルを重視していることの表れです。
社会人経験が浅い20代はもちろん、異業種からのキャリアチェンジを目指す30代以上の方にも門戸は広く開かれています。
「安全」という普遍的な価値を提供するセコムの仕事は、前職が営業、販売、事務、製造など、どんな職種であっても、そこで培った経験を活かせる場面が必ずあります。
経歴や学歴に自信がなくてもOK
「特別なスキルがない」「学歴にコンプレックスがある」といった不安を感じる必要はありません。
面接では、過去の経歴そのものよりも、「なぜその選択をしたのか」「その経験から何を学んだのか」というプロセスが問われます。
たとえ挫折経験があったとしても、それを正直に語り、未来への糧にしようとする前向きな姿勢を示すことができれば評価に繋がるでしょう。
大切なのは、これまでの経験に真摯に向き合い、これからセコムでどう貢献していきたいかを具体的に示すことです。
セコムが未経験者を採用する理由
なぜ、業界のトップ企業であるセコムは未経験者を積極的に採用するのでしょうか。
その背景には、独自の企業文化と、未経験者だからこそ活躍できるフィールドの広さがあります。
セコムの企業文化と成長の機会
セコムが未経験者採用に積極的な最大の理由は、他に類を見ないほど充実した研修制度にあります。
今回話を聞いた元社員も「セコムの良かったところ」として、「入社後に徹底した教育プログラムがあったこと」を真っ先に挙げていました。
- 元社員の声:① 研修体制が充実
入社時・3ヶ月・半年後の3段階研修
全国の同期と繋がる機会がある
このような段階的な研修を通じて、警備のプロとしての知識やスキルはもちろん、セコム社員としての心構えをゼロから学ぶことができます。
この育成システムへの自信が、未経験者を歓迎する文化の土台となっているようです。
- 元社員の声:② 業務の幅が広くスキルが身につく
警備だけでなく、図面作成、データ入力、顧客との工事調整、業者手配
警備機器の点検・交換作業
数値管理やPM的な業務も任せてもらえることがある
警備の最前線に立つビートエンジニア(BE)だけでなく、技術的な対応、顧客折衝、協力業者の手配、さらにはプロジェクトマネジメントに近い業務まで、多様なスキルを身につけるチャンスがあります。
未経験から入社し、様々な業務を経験する中で自身の適性を見つけ、キャリアを広げていける環境がセコムには整っているのです。
セコムが求める人物像
充実した研修と多様なキャリアパスがあるセコム。
同社は応募者にどのような資質を求めているのでしょうか。
面接での質問や元社員の声をまとめると、以下の人物像が浮かび上がってきそうです。
- ・誠実で真面目な人
人々の命と財産を守るという重責を担うため、何よりも誠実さが求められます。ルールを遵守し、与えられた任務を実直に遂行できる真面目さは、セコムで働く上での大前提です。
- ・社会貢献にやりがいを感じる人
「誰かの役に立ちたい」「社会を根底から支えたい」という強い想いを持つ人。
セコムの仕事は、時に厳しく、困難な場面もあります。
そのときに支えとなるのは、自らの仕事に対する誇りと使命感でしょう。
- 素直で成長意欲のある人
元社員は、「とにかく真面目で考えず、『言われたことをやれる』人」が向いていると話しています。
これは決して「思考が停止している人」を意味するものではありません。
業界知識のない未経験者だからこそ、まずは教えられたことを素直に吸収し、基本を徹底して身につける姿勢が重要だということです。
この「素直さ」と「成長意欲」こそが、充実した研修制度を最大限に活用し、プロフェッショナルへと駆け上がるための鍵となります。
- チームワークを大切にする人
警備業務は一人では完結しません。
管制室、他の隊員、技術スタッフ、営業担当など、多くの仲間と連携して「安全」というサービスを提供します。
周りの状況を把握し、報告・連絡・相談を徹底できる協調性が不可欠です。
特別なスキルではなく、人としての基本的な姿勢を求めるセコム。
未経験者にも広く門戸を開いている理由がここにあります。
セコムの面接における志望動機の伝え方
面接の最重要項目のひとつである「志望動機」。
ここでは、あなたの熱意とポテンシャルを最大限にアピールするための伝え方のポイントを3つのステップで解説します。
ステップ1:セコムで働きたい理由を明確に伝える
数ある企業の中で、なぜセコムを選んだのか。
これを具体的に語ることが最初のステップです。
「大手だから」「安定しているから」という理由だけではもちろん不十分です。
「なぜ警備業界に興味を持ったのか」、そして「なぜその中でも業界トップのセコムでなければならないのか」を論理的に考えましょう。
【回答のポイント】
- ・社会インフラとしての役割
セコムが単なる警備会社ではなく、社会の「安全・安心」というインフラを支えている点に触れる。
- ・リーディングカンパニーとしての魅力
業界の常識を創り上げてきた歴史や、常に新しい技術・サービスを開発し続ける革新性に言及する。
- ・自身の経験との共通点
「前職でお客様の『困った』を解決することにやりがいを感じていた。次は、人々の生活の根幹である『安全』を守ることで、より広く社会に貢献したいと考えた」などのように、自身の原体験と志望動機を上手に結びつけましょう。
<回答例>
「私がセコムを志望する理由は、社会の『当たり前の日常』を根底から支えるという貴社の事業に強い魅力を感じているからです。
前職では飲食店のスタッフとして、お客様に楽しい時間を提供することにやりがいを感じていました。
その中で、お客様が心から食事を楽しむためには、まず『安全・安心』な環境が不可欠であると痛感しました。
貴社は、日本で初めてオンライン・セキュリティシステムを開発し、常に業界の先頭を走り続けてこられました。
その圧倒的な信頼と実績を持つ貴社の一員として、今度は私が社会全体の安全・安心を創り出す側になりたいと強く思い、志望いたしました。」
ステップ2:セコムの企業文化に共感を示す
次に、セコムが掲げる理念や文化への共感を具体的に示します。
セコムの企業理念は「信頼される安心を、社会へ。」です。
この理念を自分なりに解釈し、自身の価値観と重なる部分をアピールしましょう。
【回答のポイント】
- ・企業理念の自分なりの解釈
「信頼」とは何か、「安心」とは何かを自分の言葉で定義してみる。
- ・共感するエピソード
自身の経験の中で、理念に通じる行動をしたエピソードを語る。
<回答例>
「貴社の『信頼される安心を、社会へ。』という企業理念に深く共感しております。
私が考える『信頼』とは、決して裏切らないという誠実な行動の積み重ねによってのみ得られるものだと考えています。
学生時代、ラグビー部で副キャプテンを務めていましたが、当初はチームがまとまらず苦労しました。
しかし誰よりも早くグラウンドに来て準備をし、どんな辛い練習でも先頭に立ち続けることで、少しずつ仲間からの信頼を得ることができました。
人々の生命や財産をお預かりする貴社の仕事は、まさにこの『信頼』がなければ成り立たないものだと思います。
私の強みである誠実さを活かし、お客様、そして社会から信頼される存在として、貴社の理念を体現していきたいです。」
ステップ3:自分の強みとセコムのビジョンを結びつける
最後に、自分の強みがセコムの事業やビジョンにどう貢献できるのかを具体的に提示します。
これは、あなたを採用することのメリットを面接官にプレゼンテーションする重要なパートです。
内定獲得までもう少し、入念に対策しましょう。
【回答のポイント】
- ・求める人物像との合致
前述した「誠実さ」「社会貢献意欲」「素直さ」「チームワーク」といった人物像と、自身の強みをリンクさせる。
- ・業務内容への貢献
「私の体力と粘り強さは、24時間365日、昼夜を問わず社会の安全を守り続けるビートエンジニアの業務で必ず活かせます」
「前職で培ったPCスキルは、顧客データの入力や各種報告書作成といった事務作業で貢献できます」
など具体的な業務と結びつける。
- ・将来性のアピール
入社後の成長意欲を示し、長期的に会社に貢献していくビジョンを語る。
<回答例>
「私の強みは『何事にも真摯に取り組む誠実さ』と『目標達成に向けた粘り強さ』です。
この強みは、いかなる状況でも冷静かつ着実に任務を遂行し、社会の安全を守り続ける貴社の業務において、必ずや貢献できると確信しております。
また、貴社の充実した研修制度について拝見し、未経験からでもプロフェッショナルを目指せる環境に大変魅力を感じています。
まずは教えを素直に吸収し、一日も早く独り立ちすることでチームに貢献したいです。
そして将来的には、後輩の指導・育成にも携わり、私が受けた恩を次の世代に繋いでいくことで、貴社の永続的な発展に貢献していきたいと考えております。」
セコムの面接対策は転職アカホンで
ここまで、セコムの面接質問や未経験からの転職成功法について解説してきました。
しかし、「自分一人で対策するのは不安だ」「もっと具体的なアドバイスが欲しい」と感じる人もいるでしょう。
セコムのような人気企業への転職を成功させるためには、プロフェッショナルのサポートを活用するのが最も確実な近道です。
「転職アカホン」では、業界・業種を熟知したキャリアアドバイザーが、あなたの転職活動をマンツーマンで徹底サポートします。