転職アカホン講座
自分の強みは過去の経験から見つけ出す!効果的な自己アピールをするために
どれだけ大事と言われても、自己分析はやっぱり苦手!という人は多いのではないでしょうか?
おすすめの方法は、「キャリアの棚卸し」をするということ。
これまでの職歴、学生時代の部活動、得意なこと・・・
面接官に対して、「私はこのような人です!」と言えるようになりましょう!
今回は、自分のアピールポイントを探すコツをお伝えしていきます。
目次
1. 面接での自己アピール
2. 探し方のポイント
2-1. 家族や友人に聞いてみる
2-2. 趣味や特技から考えてみる
2-3. 適性診断ツールを利用してみる
3. 経験を書き出す!「キャリアの棚卸し」
4. まとめ
1. 面接での自己アピール
そもそも自己PRはなぜしなければならないのか。
それは、企業があなたがどのような人なのかを知りたいからです。
面接の多くは書類選考後にありますが、学歴・職歴の記載と数行の自己紹介文では、あなたがどのような人なのかはっきりとは分かりません。
本当に自社に適しているのか、きちんと頑張ってくれるのか、企業は面接で直接話した上で決めたいのです。
もちろん!これは、求職者も同じです。
面接は、あくまでも今後ミスマッチが起きないようにするための相互理解の時間です。
これはとても重要なことですので、再認識しておきましょう。
2. 探し方のポイント
2-1. 家族や友人に聞いてみる
転職活動において、面接がどれほど重要なのかを理解できたとしても、自分の強みを探すことはそう簡単ではないもの。
慣れていない人は、まずは聞きやすい相手から聞いてみることをおすすめします!
特に家族は、自分が幼少期にどのように過ごしていたか、学生時代は何に力を入れていたのか、などを最も身近に知る貴重な存在です。
さらにその関係性上、真っ直ぐ伝えてくれるという点においても大きなポイントです。
友人も、たくさんの瞬間を共に過ごしてきた大切な存在ですね。
「あなたはこういうところがあるよ!」と改めて言い合ってみるのも面白いでしょう。
2-2. 趣味や特技から考えてみる
自分の「好き」が詰まっている趣味や特技の中からも、強みは見つけやすいです。
日々コツコツと作業を積み重ねていくような趣味なら、「継続性」が強みなのか?
団体のスポーツをしていた経験があるのなら、「協調性」が強みなのか?
例で挙げた上記二つの強みは、企業という組織で働く上でとても大事なアピールポイントに繋がります。
具体的なエピソードを交えて面接官に伝えられると、説得力が増してとても好印象です。
あなたは何をしている時に、楽しいと感じますか?
2-3. 適性診断ツールを利用してみる
最近その精度が上がってきていることで再注目されている適性診断ツール。
実際に調査を行ってみると、ある特定の属性の人は本当に社内にいなかったパターンもあります。
自分のことを客観的に把握しながら、意外な部分も発見できるかもしれません。
3. 経験を書き出す!「キャリアの棚卸し」
どんな仕事にも目的があり、目的があればそれを達成するためのプロセスが存在します。
どのような工夫をしながら取り組んだのか、きちんと言葉にして整理ができていれば、それはあなたの立派なアピールポイントです。
では実際に、ペンと紙を用意して棚卸し作業をやってみましょう!
STEP1 これまでの仕事内容とその成果、プロセスを書き出す
これまでの仕事を表にして整理してみましょう。
表を手書きしても構いませんが、検索をするとテンプレートがたくさんあるので、やりやすいデザインのものを選択して行ってみるのもおすすめです。
棚卸しシート
引用元 厚生労働省 平成 29 年度労働者等のキャリア形成における課題に応じたキャリアコンサルティング技法の開発に関する調査・研究事業
自分を見つめ直すための作業ですので、良かったこともそうでなかったことも正直に記載するように心がけると、自己理解もグッと深まります。
STEP2 共通する強みや特徴を探す
自分のこれまでを書き出してみると、よく出てくる言葉があったり、工夫の仕方や褒められる部分に共通点があったり、アピールポイントに繋がりそうな手がかりが見つけられるはずです。それらをピックアップしてまとめておきましょう。
STEP3 今後の方向性を考える
気になる業界や職種とのすり合わせ作業を行います。
STEP2を元に、今後やってみたい業務において自分が発揮できそうな強みを考えていきます。
STEP1で表を作成すると、自分がどのようなところにやりがいを感じ楽しめるのかということも発見できます。
転職活動では、「次、叶えたいこと」を実現させることが重要です。
4. まとめ
「キャリアの棚卸し」、いかがでしたか?
自分の強みと言われると、パッとは出てこないもの。
ましてやそれを大切な面接の場面で相手に分かりやすく伝えるとなると、あらかじめきちんと準備しておく必要があります。
自分の過去を改めて言葉にして振り返り、俯瞰的に観察してみる。
浮かび上がってくる共通項を吟味して、これからの願望とすり合わせて活かす。
転職活動だからではなく、これまでの人生の見直しとこれからのヒントとして、大切にしていきたい方法です。