転職アカホンTOP 転職アカホン講座 大学職員から民間企業への転職は難しくない!完全未経験で成功させるコツは「自分の市場価値」の伝え方にある!

転職アカホン講座

大学職員から民間企業への転職は難しくない!完全未経験で成功させるコツは「自分の市場価値」の伝え方にある!

大学職員から民間企業への転職は難しくない!完全未経験で成功させるコツは「自分の市場価値」の伝え方にある!

 

大学職員から民間企業への転職は決して難しくありません。
むしろ、大学職員として培ってきた経験やスキルは、民間企業でも高く評価される可能性を秘めています。

本記事では、大学職員から民間企業への転職が難しいと感じてしまう原因を解説します。
また大学職員の経験を活かせるおすすめの業界と職種を紹介しながら、「志望企業での市場価値」を正しく伝える方法を5つのステップに分けて段階的に解説します。

読み終わる頃には、転職への第一歩を踏み出す準備が整っているはずです。

なぜ「大学職員から民間企業への転職は難しい」と言われるのか?

営利意識の欠如という偏見

民間企業は「利益」を追求する組織です。
一方で、大学は教育・研究を行い、その成果を広く社会に提供することで社会の発展に寄与します。

参考:学校教育法 第八十三条

「大学は、学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させることを目的とする。大学は、その目的を実現するための教育研究を行い、その成果を広く社会に提供することにより、社会の発展に寄与するものとする。」

そのため企業の採用担当者は「コスト意識や売上に対する執着心が低いのではないか?」という先入観を少なからず持っていることが考えられます。

意思決定スピードのギャップ

「教授会を通さないと何も決まらない」といった大学特有の意思決定プロセスは、スピード感を重視するIT企業やベンチャー企業から見ると、ネガティブに映ることがあります。

参考:学校教育法 第九十三条

教授会とは大学の学部や研究科に置かれ、教育・研究に関する重要事項(学生の入学・卒業・学位授与、教育研究など)を審議・決定するために、教員を中心に構成される意思決定を行う機関のこと。

業務の専門性が見えにくい

「学生対応」「入試運営」「奨学金業務」などは、民間企業には存在しない業務です。
そのため、面接官に仕事内容のイメージが伝わりにくく、具体的にどんなスキルが身についているのかが分かりにくいという現状があります。

実は高評価!民間企業が喉から手が出るほど欲しい大学職員の強み

大学職員が日常的に行っている業務の中には、民間企業で高く評価される「ポータブルスキル(持ち運び可能な能力)」が実は凝縮されています。

ポータブルスキルを磨く方法。最も効率的に身に付けるためには「◯◯」することが最重要?もあわせて読んでおきましょう。

ポータブルスキルを磨く方法。最も効率的に身に付け...

ポータブルスキルを磨く方法。最も効率的に身に付け...

どの業界・職種においても発揮できる力(=ポータブルスキル)を磨くことは、絶えず状況が変化し続けている現代において必要不可欠です。 果たしてなぜ重要なのでしょうか? 今回...

① 高い調整能力

大学職員は日々の仕事において、常に相手の立場で物事を考えながら、目的を達成するために数ある選択の中から最良な決断をしています。

教職員、学生、保護者、文科省、業者など立場も年齢も全く異なる人々の間に立ち、物事を円滑に進める大学職員は、全体がうまく進むようにバランスを取る力に長けているのです。

この調整力は、民間企業のプロジェクトマネジメントや営業において最強の武器になります。

② 緻密な事務遂行能力とコンプライアンス意識

ミスが許されない入学試験や助成金申請、入学式や卒業式といった式典運営などの業務で培われた「正確性」と「規律」は、特に法務財務人事経営企画といった管理部門において、絶大な信頼を獲得できるでしょう。

特に入学試験や卒業判定など、学生の人生に大きな影響を与える業務で培われた責任感は民間企業でも求められる資質です。

③ 膨大な資料を作成する圧倒的な生産性

大学職員は、報告書・プレゼン資料・学生向けガイダンス資料・保護者向け通知など、膨大な種類の資料を日常的に作成しています。
しかも対象者(経営層・教員・学生・外部機関)に応じて、表現やトーン、詳細度を変える必要があります。

この「対象者に応じた最適な資料を、質を保ちながら大量に生み出せる力」は、コンサルタント、事業企画、マーケティング、人事など、あらゆる職種で求められる基礎スキルです。
特に資料作成のスピードと質の両立は、ビジネスの現場では「生産性の高さ」として直接評価されるでしょう。

最近では、業務の中で生成AIを活用している大学も増えています。

単純な議事録作成や骨子案の作成といった業務は生成AIに任せて、生成AIではカバーできない部分を補うことができる「生成AIが使える大学職員」も非常に高い評価を受けるでしょう。

未経験でも狙える!大学職員の経験を活かせるおすすめの業界と職種

大学職員から民間企業への転職を成功させるためには、自分の経験と相性の良い「勝てる場所」を選ぶことが重要です。

大学職員の経験を活かせるおすすめの業界

① 教育業界(民間教育企業)

最もチャレンジしやすい業界は、予備校や資格スクール、eラーニング運営などの民間教育企業です。

 

  • 活かせる経験: 学生対応、保護者対応、教育制度への理解、教務事務
  • 具体的な職種: カリキュラム設計、学生サポート、教育コンテンツ開発など
  • ポイント: 最近では、教育×ITを掛け合わせた「EdTech(エドテック)」企業も急成長中。
    現場(大学)の実情を知る人材としてカスタマーサクセス等の職種で重宝されやすい。

② 人材業界(キャリア支援・採用支援)

学生の就職支援やキャリア相談に乗ってきた経験は、人材ビジネスの現場で非常に高く評価されます。

 

  • 活かせる経験: 就職支援、面談スキル、採用実務
  • 具体的な職種: 人材紹介・派遣のキャリアアドバイザー、企業の採用代行(RPO)など
  • ポイント: 「人の人生の転機を支える」という点で大学職員と共通しており、大きなマインドセットをせずとも挑戦しやすい分野です。学生面談で培ったヒアリング力は大きな強みになります。

③ コンサルティング業界(教育・公共分野)

大学改革や学内運営の適正化に関わった経験がある場合は、その知見も活かすことができます。

 

  • 活かせる経験: 大学運営の知識、補助金申請、学内規程の策定
  • 具体的な職種: 大学経営コンサルタント、公共政策コンサルタント
  • ポイント: 教育コンサルティング、公共政策コンサルティング、組織改革コンサルティングなどの分野では、「大学の内部事情を知っている」こと自体が稀少価値です。

④ 企業の管理部門(人事・総務・財務・広報)

「組織を支える」というバックオフィス業務全般は、職種を問わず適性が高いでしょう。

 

  • 活かせる経験: 採用業務、研修企画、社内制度設計、ブランディング、経理業務
  • 具体的な職種: 人事、総務、財務、広報・IRなど
  • ポイント: 大学職員ならではの「正確な事務遂行力」と「コンプライアンス意識」は、企業の管理部門が最も求めている資質のひとつです。

⑤ IT・SaaS企業(HRテック・教育DX)

人事や教育に関連するITサービスを提供する企業では、業界知識を持つ人材が不足しています。
特に大学の情報システム部で勤務する場合は、専門性が高くITリテラシーが向上するため転職後の相性がよいでしょう。

 

  • 活かせる経験: ユーザーとしての課題感、学内システム運用経験
  • 具体的な職種: カスタマーサクセス、プロダクトマネージャー
  • ポイント: 大学が抱える課題(学生募集、退学率、就職率、教職員の働き方改革など)を実体験として理解していることは、大きなアピール材料になります。

大学職員の経験を活かせるおすすめの職種5選

① カスタマーサクセス

サービスや商品を体験した後の顧客の満足度を、さらに引き上げる職種

 

  • 活かせる経験: 学生生活のサポート、窓口でのトラブル解決、長期的な関係構築
  • なぜおすすめか: 単なる「受け身のサポート」ではなく、相手の課題を先回りして解決する姿勢が求められるためです。
    学生一人ひとりに伴走してきた大学職員のホスピタリティと、粘り強い対応力がそのまま武器になるでしょう。

② 人事・採用担当

自社の優秀な人材を確保し、組織を活性化させる職種

 

  • 活かせる経験: 学生の就職支援、トラブル対応、学内規定の運用、研修の企画
  • なぜおすすめか: 大学職員として学生(候補者)と接してきた経験や、厳格なルールに基づいて組織を運営してきた経験によって、個々に合わせた対応力と規律を重んじる厳格さのバランス感覚が身についているためです。

③ 法人営業

企業の課題をヒアリングし、自社の製品やサービスで解決策を提案する仕事

 

  • 活かせる経験: 異なる専門性を持つ教職員との意見のすり合わせ、学内公募や予算獲得のための交渉スキル
  • なぜおすすめか: 「営業=押し売り」ではありません。
    特にB2B(対法人)の営業では、論理的な説明と丁寧な調整力が不可欠です。
    複雑な学内手続きを円滑に進めてきた「調整力」があれば、難易度の高い商談も攻略できるポテンシャルがあるでしょう。

④ 総務・経営企画

社内規定の整備や、経営層の意思決定をサポートするバックオフィス業務

 

  • 活かせる経験: 規程の改正、各種委員会の運営、文科省等への提出書類作成
  • なぜおすすめか: 緻密な事務作業と、法令やルールを読み解く能力が求められる職種であるためです。
    大学事務で培った「正確性」と「コンプライアンス意識」は、企業のガバナンス強化において非常に高く評価されます。

⑤ キャリアアドバイザー

転職希望者に対して、キャリアのカウンセリングや求人紹介を行う専門職

 

  • 活かせる経験: 就職課・キャリアセンターでの相談業務、履歴書添削
  • なぜおすすめか: 学生の将来を一緒に考えてきた経験は、そのまま社会人のキャリア支援に応用できるためです。
    相手の悩みを聞き出す「傾聴力」と、市場動向を分析して伝える「情報提供力」の両方を、これまでの経験から転用することが可能です。

大学職員から民間企業への転職を成功させる5ステップ

ステップ1:徹底的な自己分析で「強み」を言語化する

転職活動の第一歩は、自己分析です。
ただし、漠然と考えるのではなく、以下の観点で具体的に掘り下げましょう。

①これまで担当してきた業務を洗い出し、それぞれで達成した成果を数値化する
たとえば「オープンキャンパスの参加者を前年比20%増加させた」「新入生向けガイダンスの満足度を85%から92%に向上させた」など、具体的な実績を明確にすることが大切です。

②その成果を生み出すために使ったスキルや行動を分解する
たとえばオープンキャンパスの参加者増加なら「SNS活用による広報戦略の立案」「高校訪問スケジュールの最適化」「学生スタッフの育成とマネジメント」など、具体的なアクションを書き出します。

③それらのスキルが民間企業のどんな職種・業務で活かせるかを考える
この作業によって、職務経歴書に書くべき内容が明確になり、面接でも説得力のある自己PRができるようになります。

ステップ2:足りないスキルを効率的に補う

自己分析で現在のスキルセットが明確になったら、目指す業界・職種で求められるスキルとのギャップを確認し、効率的に補っていきます。

ITスキルは今やほとんどの民間企業で基礎として求められます。
ExcelやPowerPointの高度な活用法、Googleアナリティクスなどのデータ分析ツール、SalesforceなどのCRMツールなどは、オンライン学習プラットフォームを活用すれば数ヶ月で実務レベルに到達できるため、自信がない人は自己学習も行いましょう。

またビジネス思考を養うことも重要です。
民間企業では「売上」「利益」「ROI」などの営利的視点が求められます。
大学職員の仕事でも予算や費用対効果を意識しながら、KPIなどの目標設定を細やかに行いながら成果を求める習慣をつけましょう。

ほかにもビジネス書を読む、MBAの基礎講座を受講する、ビジネスケーススタディを学ぶなどして、民間企業特有の思考法に慣れておきましょう。

目指す業界の知識習得も欠かせません。
業界の最新ニュースや競合企業の動向などを定期的にチェックし、面接で業界全体についての質問に答えられるよう準備します。

ただし、すぐにすべてを完璧にする必要はありません。
まずは基礎的な知識とスキルを身につけ、「入社後も学び続ける意欲がある」ことを示すことが大切です。

ステップ3:民間企業向けの職務経歴書を作成する

大学職員から民間企業への転職で最も重要なのが、職務経歴書の作成です。
大学特有の用語や文脈を、民間企業の採用担当者が理解できる言葉に変換する必要があります。

たとえば「学生募集業務」を書く場合、単に「オープンキャンパスの企画・運営を担当」と書くのではなく、「見込み顧客(高校生)獲得のためのイベントマーケティングを企画・実行。SNS広報戦略により参加者数を前年比120%に増加させ、入学者の30%がオープンキャンパス参加者という結果を生み出した」というように、数字やビジネス用語を使って成果を明確に示します。

「教務業務」なら「200名以上の顧客(学生)に対する継続的なリレーションシップマネジメントを実施。学習進捗データを分析し、個別フォローアップにより中途退学率を5%低減させた」といった表現が効果的です。

大学職員から民間企業への転職で言い換えておきたい業務内容の例は、下記に示しておきました。
職務経歴書の作成時に参考にしてください。

    • 学生対応・窓口業務

→ 「顧客対応、クレームマネジメント、ユーザーの離脱防止施策」

    • 教授会や委員会の運営

→ 「複数の利害関係者が存在する中での合意形成(ステークホルダー調整)」

    • 入試運営の改善

→ 「大規模プロジェクトの工程管理、リスク管理、オペレーションの効率化」

    • 学内規定の改定

→ 「コンプライアンス体制の構築、内部統制の強化」

    • 専任職員の業務見直し

→「業務の定型化によるアウトソーシング」

ステップ4:なぜ民間企業を志望するのかを明確に語れるようにする

面接で必ずと言っていいほど聞かれるのは「なぜ大学職員を辞めて民間企業に転職したいのか」という質問です。
この質問への回答は、ネガティブな理由ではなく、前向きな動機として整理する必要があります。

避けるべきは「大学の将来が不安だから」「仕事が単調でつまらないから」といった後ろ向きな理由です。
さまざまな理由を抱えている場合でも、面接では「より大きな社会インパクトを生み出したい」「スピード感のある環境で成長したい」「収益を生み出す事業に関わりたい」など、ポジティブな表現に変換しましょう。

あなた自身の経験と志望動機を結びつけ、一貫性のあるストーリーを作り上げることが重要です。

ステップ5:転職エージェントを戦略的に活用する

あなたの強みを引き出してくれる担当者を見つけることが、転職成功の近道です。

エージェントとの初回面談では、「大学職員の経験が活きる求人」を積極的に探してもらうようリクエストしましょう。
エージェントも、あなたがどんな経験を持ち、何を強みとしているかを理解することで、より適切な求人を提案できます。
ステップ1〜5でまとめてきた自己分析結果を詳しく伝えましょう。

また、職務経歴書の添削や模擬面接など、エージェントが提供するサポートサービスをフル活用することも忘れずに。
特に民間企業の選考に慣れていない場合、面接対策は非常に有効です。

 

面接対策は「過去問」を見て対策する時代!

あなたの価値は、場所を変えるだけで一気に跳ね上がる

「大学職員から民間企業への転職は難しい」ということは決してありません。

成功の秘訣は、「経験の有無」ではなく「自分の市場価値をどう伝えるか」です。

まずは自分の「市場価値」を知ることから始めませんか?

【転職初心者向け完全ガイド】はじめての転職活動、何から始めるべき?

【転職初心者向け完全ガイド】はじめての転職活動、...

【転職初心者向け完全ガイド】はじめての転職活動、...

これからはじめての転職活動をする人へ はじめての転職活動をするにあたり、「何から手をつければいいの?」という悩みを抱える方は少なくありません。 特に若手層での転職は、業...

この記事の監修者について

現役大学職員トキ
私立大学に勤務する現役の大学職員。大学職員として教務部門、法人部門の幅広い業務を経験。
大学職員への転職に特化した転職支援コーチング「大学職員コーチ」の現役コーチを勤め、数多くの受講生が大学職員への転職を成功させている。
大学職員への就職・転職のためのメディア「大学職員になる」やYouTubeチャンネルにて大学職員の情報を発信中。
大学職員への転職に特化した転職支援コーチング「大学職員コーチ」
大学職員への就職・転職のためのメディア「大学職員になる」
YouTubeチャンネル「大学職員になる」

Xでシェア
会員登録 無料!
転職アカホン コンセプト

転職アカホン(赤本)は、株式会社HAREが運営している企業別の転職用情報サイトです。転職を考えている人にとって、鮮度が高く重要度が高い情報を掲載しています。
面接をする前に知っておいたほうが良いこと、面接時に聞いてはいけないこと、最近のトレンドや傾向と対策など、業種、職種から検索することができます。

転職アカホンのコンセプト
会員登録 無料!
面接は転職のカナメ! コンサルタントによる
無料面接対策を賢く使おう
面接対策のイメージ写真

アカホンだけでは不安、万全を期したい方は、転職コンサルタントによる面接対策を無料で受けることができます。
採用担当者の視点で、1対1で丁寧にアドバイスをします。お気軽にお申し込みください。

無料の面接対策を申し込む
転職アカホン コンセプト

転職アカホン(赤本)は、株式会社HAREが運営している企業別の転職用情報サイトです。転職を考えている人にとって、鮮度が高く重要度が高い情報を掲載しています。
面接をする前に知っておいたほうが良いこと、面接時に聞いてはいけないこと、最近のトレンドや傾向と対策など、業種、職種から検索することができます。

転職アカホンのコンセプト