転職アカホンTOP 転職アカホン講座 テイカー気質は面接で落ちる?評価を下げる理由と今すぐ直せる話し方

転職アカホン講座

テイカー気質は面接で落ちる?評価を下げる理由と今すぐ直せる話し方

テイカー気質は面接で落ちる?評価を下げる理由と今すぐ直せる話し方

テイカー気質とは?面接で問題視されやすい理由を整理

テイカーとは、「自分が何を得られるか」を基準に物事を考える傾向のある人を指します。

たとえば、仕事や環境を選ぶとき「自分は成長できるか」「スキルを身につけられるか」「正当に評価されるか」といった、自分にとってのメリットを軸に判断するのが特徴です。
将来に不安を感じたり、より良い環境を求めたりするのは、多くの人に共通する自然な感情です。
「成長したい」「スキルを高めたい」「評価されたい」という欲求そのものは、向上心の表れであり、仕事に前向きに取り組もうとする姿勢とも言えます。
ただし、テイカー気質が強く見えてしまうと、行動や発言の中心が「自分」に寄りやすくなります。
何をしたか、どれだけ頑張ったか、どんな成果を出したかといった話はできても、それが周りや組織にどう影響したのかまで意識が向きにくくなります。

面接の場でのこのような言動は「自分のことを一番に考える人」という印象につながりやすくなり、選考通過がしづらくなる恐れがあります。

テイカーの他にも、ギバーやマッチャーが存在します。
下記の記事も参考にしましょう。

テイカーとは?ギバー・マッチャーのタイプ別特徴と向いている仕事の見つけ方

テイカーとは?ギバー・マッチャーのタイプ別特徴と...

テイカーとは?ギバー・マッチャーのタイプ別特徴と...

テイカーの特徴は「自分最優先」気質があること テイカーは疲れる? 疲れやすい理由①:信頼を得にくい 疲れやすい理由②:常に比較される・してしまう 疲れやすい理由③:本音...

「テイカー=面接で落ちる」は本当?結論と前提条件

「テイカー気質だと面接で落ちる」と言われることがありますが、半分正解で、半分は誤解と考えてよいでしょう。

結論、テイカー気質であること自体が原因で不採用になるわけではありません。
面接で問題になるのは、テイカー的な考え方がそのまま言葉に出てしまい、企業側にマイナスの印象を与えている場合です。
面接は、性格テストの場ではありません。
企業や面接官が見ているのは、「この人を採用すると、現場やチームはどうなるか」という点です。
多少テイカー的な考えを持っていても、それが仕事にどう活かされ、周囲とどんな関係を築けるのかがきちんと伝わっていれば、採用されるケースは十分にあります。

テイカー気質でも採用される人・落ちる人の決定的な違い

採用される人と落ちやすい人の違いは、考え方そのものではなく、話の組み立て方にあります。
採用される人は、自分の希望や成長意欲を持っていても、それを企業側のメリットと結びつけて説明しています。

落ちやすい人は、「成長したい」「スキルを身につけたい」「評価されたい」といった自分の気持ちだけを中心に話してしまいます。
本人に悪気はなくても、面接官から見ると「会社に何をもたらしてくれる人なのか」が見えません。
その結果「協調性が足りない」「主体性の方向性が合わない」といった、あいまいな評価になりやすくなります。

面接で評価が分かれるのは「性格」ではなく「伝え方」

面接官は、あなたが本当はどんな人かを完全に知ることはできません。
判断材料になるのは、面接の限られた時間の中で出てくる言葉やエピソードです。
だからこそ、同じ性格や同じ経験を持っていても、話し方次第で評価は大きく変わります。
テイカー気質のある人の多くは、能力や意欲が低いわけではありません。
話の視点が常に「自分」に向いてしまっているために、面接官とのズレが生まれているのです。

逆に言えば、伝え方を少し変えるだけで「一緒に働きたい人」へと印象を変えることが可能です。

面接官が「テイカーっぽい」と判断する典型的な瞬間

面接官が「この人はテイカー気質かもしれない」と感じるのは、多くの場合、ある特定の受け答えを聞いたときに、違和感としてそう感じる傾向にあります。

志望理由で「自分が得たいこと」ばかり語ってしまう

もっとも多いのが、志望理由で自分の希望だけを中心に話してしまうケースです。
「成長できる環境だと思った」「いろいろな経験を積めそうだと感じた」といった言葉は、前向きではありますが、話の主語がずっと自分のままです。
面接官から見ると「では、会社にとってのメリットは何か?」という疑問が残ります。

企業は、志望理由を通じて「なぜこの会社を選んだのか」だけでなく、「入社後にどんな貢献をしてくれそうか」を知ろうとしています。
そのため、自分が得たいものの話だけが続くと、会社との接点が見えず、テイカー的な印象を持たれやすくなります。

自己PRが成果・評価・成長欲求に偏っている

自己PRの場面でも、テイカーっぽさは表れやすくなります。

たとえば、「評価された」「成果を出した」「表彰された」といった話をたくさんしていても、その成果が誰の役に立ったのか、周りとどう関わったのかが語られていないと、面接官は引っかかりを感じます。
面接官が知りたいのは、結果そのものよりも、そこに至るまでの考え方や行動です。
自分がどれだけ頑張ったか、自分がどれだけ成長したかだけを強調すると、「この人は自分の評価を一番に考えるタイプかもしれない」と受け取られてしまうことがあります。

バイト・大学・前職経験の語り方が「自分視点」になっている

大学時代のバイトや、前職での経験を話すときにも注意が必要です。
「忙しい中でも自分は頑張った」「自分の工夫でうまくいった」といった話が中心になると、無意識のうちに自分視点の話になりがちです。

面接官は、その経験を通じて「周りとどう関わったのか」「チームの中でどんな役割を果たしたのか」を知りたいと考えています。

テイカーに見えてしまう面接回答|NG構文とその理由

では、実際の面接ではどんな言い方が原因で評価を落としてしまうのでしょうか。
面接官が違和感を覚えやすい“NG構文”と、その理由を整理します。

「成長したい」「スキルを身につけたい」が危険な理由

面接でよく使われる言葉に、「成長したい」「スキルを身につけたい」という表現があります。これらは一見、意欲的で前向きな言葉に聞こえます。
ただし面接官の視点で見ると「その成長やスキルは、入社後に会社や現場でどのように活かされるのか」が分からず、物足りなさを感じてしまいます。

さらにこの質問に答えられていない場合は、話の軸が自分にしか向いていないと判断されやすくもあります。
成長意欲そのものが問題なのではなく、成長の話が自分で止まってしまっていることが問題なのです。

最終面接で評価を落としやすい志望動機の共通点

一次面接や二次面接ではあまり問題にならなかった志望動機が、最終面接で急に弱く見えてしまうことがあります。
その理由は、最終面接では「なぜこの会社なのか」だけでなく、「この人は入社後にどう振る舞うか」をより厳しく見られるからです。

たとえば「環境が整っている」「教育制度が充実している」「安定して働けそう」といった理由ばかりを伝えてしまうと、面接官は「会社側があなたに何を期待できるのか」をイメージできません。
この段階で条件や環境の話が中心になると、テイカー的な印象が強まり、評価が下がりやすくなるため注意が必要です。

面接官が違和感を持つ「自己中心ワード」

面接官が違和感を覚えやすい言葉には共通点があります。
それは、話の主語が常に「自分」になっていることです。

「自分が評価された」「自分が成果を出した」「自分の市場価値を高めたい」といった表現は、事実を伝えているだけでも、使い方によっては自己中心的に聞こえてしまいます。
自分の話ばかりが続くと、「この人は周りとどう関わるのだろうか」「チームの中でどんな役割を果たすのだろうか」という疑問が解消されません。
その結果、「テイカーっぽい」「協調性が不安」という評価につながりかねないのです。

このあと順番に具体的な直し方を解説します。

テイカーと思われない自己PR構文|面接で使える型

ここまで読んで、「テイカーに見える理由」は理解できたものの、「では実際にどう言い換えればいいのか」がまだはっきりしない人も多いはずです。
この見出しでは、面接でそのまま使える自己PRの型に落とし込んでいきましょう。

大切なのは、性格を無理に変えることではありません。
自分の経験や考えを、面接官が理解しやすい形に並べ替えるだけで、印象は大きく変わります。

テイカーに見えやすい自己PR構文の特徴

テイカーに見えてしまう自己PRには、ある共通点があります。
それは、話の流れが「自分 → 自分 → 自分」で終わっていること。

たとえば、「私は〇〇を頑張りました」「その結果、評価されました」「自分自身が成長できました」という構成です。

面接官は自己PRを通じて「この人を採用すると、現場でどんな良い変化が起きそうか」を知りたいと考えているため、入社後の活躍イメージを持ってもらいやすいような伝え方を意識しましょう。

テイカーに見えない自己PRの基本構文

話の順番を、「自分」からではなく「状況」から始めることです。

まず、どんな課題や背景があったのかを説明します。
その中で自分がどんな役割を担ったのかを伝えましょう。
最後に、その行動によって周りや組織にどんな変化が起きたのかを説明します。
この順番で話すだけで、同じ経験でも相手に伝わる印象が大きく変わります。
自分の努力や工夫を語っていても、「周囲のために動いた人」「チームの中で役割を果たした人」として伝わりやすくなります。

バイト・大学・社会人経験で使える考え方

たとえばバイトの経験を話す場合でも、「自分が忙しい中で頑張った」という話で終わらせないように心がけましょう。
なぜ忙しかったのか、そのとき周りはどんな状況だったのか、自分はどんな工夫をして店や周囲を助けようとしたのか、そこまで話すことで、ギバー的な印象になります。

大学での活動やゼミ、サークルでも同じです。
「自分が学んだこと」だけでなく、「その学びを使って周りにどう関わったのか」「チームやグループにどんな良い影響があったのか」を加えて伝えると好印象です。

志望理由とつなげると評価が安定する

自己PRは、志望理由とつなげることで評価が安定します。

大切なのは、「自分が何をしたいか」だけではなく「企業にどんな形で貢献できそうか」を軸に話をつなげることです。
この構文を意識するだけで、自己PRはテイカー的な印象から大きく離れます。

テイカー気質に関するよくある質問

面接前の確認や、自己PR・志望理由を見直す際の判断材料として活用してください。

Q1.自分がテイカー気質かどうかを面接前に見抜く方法はありますか?

簡単な見分け方があります。
自己PRや志望理由を書き出し、文章の主語が「自分」ばかりになっていないかを確認してください。
「自分が成長した」「自分が評価された」「自分が学んだ」で終わっている場合、テイカー的に見える可能性があります。

一方で、「誰の課題だったのか」「周りにどんな影響があったのか」が書かれていれば、ギバー視点が含まれているでしょう。
性格を判断するのではなく、話の軸をチェックすることが大切です。

Q2.テイカー気質を直さないと面接に通らないのでしょうか?

必ず直さなければならないということではありません。
ビジネスや転職、面接の場面で問題になりやすいのは、テイカー的な考えがそのまま言葉に出てしまい、相手や周囲の視点が見えなくなることです。

今一度伝え方を整理し、企業やチームへの貢献が伝わる構文に変えるだけで、評価は十分に改善できます。

Q3.成長意欲を話すと、やはり評価は下がりますか?

成長意欲を話すことで評価が下がることはないでしょう。
むしろ、面接では限られた時間で自分の魅力を存分にアピールする必要があります。

ただし「成長したい」だけで話が終わってしまうと、テイカー的に受け取られやすくなるため注意しましょう。
「自分の成長が、入社後に会社や仕事にどう活かせるのか」まで伝えられれば、評価はプラスに働きやすくなります。

Q4.ギバーを意識しすぎると、不自然に見抜かれませんか?

表面的な言い換えだけをすると、不自然さが出ることがあるかもしれません。
実際の経験を「状況・役割・影響」という順番で整理して話すことを心がけましょう。
事実は盛らず、視点を整えることが大切です。

テイカーとは?ギバー・マッチャーのタイプ別特徴と向いている仕事の見つけ方

テイカーとは?ギバー・マッチャーのタイプ別特徴と...

テイカーとは?ギバー・マッチャーのタイプ別特徴と...

テイカーの特徴は「自分最優先」気質があること テイカーは疲れる? 疲れやすい理由①:信頼を得にくい 疲れやすい理由②:常に比較される・してしまう 疲れやすい理由③:本音...

【初心者向け完全ガイド】「自己PRのエピソードがない!」内定獲得のためのテンプレ付き

【初心者向け完全ガイド】「自己PRのエピソードが...

【初心者向け完全ガイド】「自己PRのエピソードが...

はじめに|「自己PRに書けるエピソードがない…」と悩むあなたへ 自己PRに“目立つ成果”がなくても通用させるためのコツ3選 「自己PRのエピソードがない」と感じる原因 ...

Xでシェア
会員登録 無料!
転職アカホン コンセプト

転職アカホン(赤本)は、株式会社HAREが運営している企業別の転職用情報サイトです。転職を考えている人にとって、鮮度が高く重要度が高い情報を掲載しています。
面接をする前に知っておいたほうが良いこと、面接時に聞いてはいけないこと、最近のトレンドや傾向と対策など、業種、職種から検索することができます。

転職アカホンのコンセプト
会員登録 無料!
面接は転職のカナメ! コンサルタントによる
無料面接対策を賢く使おう
面接対策のイメージ写真

アカホンだけでは不安、万全を期したい方は、転職コンサルタントによる面接対策を無料で受けることができます。
採用担当者の視点で、1対1で丁寧にアドバイスをします。お気軽にお申し込みください。

無料の面接対策を申し込む
転職アカホン コンセプト

転職アカホン(赤本)は、株式会社HAREが運営している企業別の転職用情報サイトです。転職を考えている人にとって、鮮度が高く重要度が高い情報を掲載しています。
面接をする前に知っておいたほうが良いこと、面接時に聞いてはいけないこと、最近のトレンドや傾向と対策など、業種、職種から検索することができます。

転職アカホンのコンセプト