転職アカホン講座
製造業界の理解を深めよう! どのような職種があるのか分類別に分かりやすく解説!
日本を支える主要産業のひとつ
「製造業」の理解を深めよう!
ものづくり大国、日本。
その根幹を支える製造業ですが、どのような業界か知っていますか?
✔︎ 製造業への転職を考えている人
✔︎ いろいろな業界を研究中の人
✔︎ 製造業界に特化した面接対策がしたい人
本記事を読んで、業界や職種の理解を深めるためだけでなく、自己分析や業界に特化した面接対策などにも役立てていきましょう。
製造業とは
製造業とは、原材料である生地や部品などを商品として販売できるようにするために、加工や組み立てなどを行い製品化することを指します。
私たちの身の回りにある多くのものが製品化されたものですから、製造業が幅広い分野で必要とされているのが分かりますよね。
製造業の扱う製品例
・金属や鉄鋼
・電気や機械
・食品
・自動車
・化学品や医薬品
・衣類
など
さらに細かく分類されていますので、気になる人は調べてみましょう!
参考:エンジニアコネクト 製造業における主要な職種を一挙紹介!ものづくり・メーカー転職に必要な知識
製造業の主な分類
- 技術職:事務系
・商品企画
より多くの人の手に届く製品にするためには?
・生産管理
どのような原材料をどのくらいの金額で、どこから調達してどれくらい必要なのか?
・品質管理
エラーや欠陥など不具合が出ないように管理する
商品企画は、新製品のコンセプトを立案する職種です。
利用者のニーズを調査するための市場分析や競合他社分析などのマーケティング要素なども入ってくるため、製品理解だけでなく専門的な知識が必要となるでしょう。
生産管理は、原材料をいつどのタイミングで、どれくらい仕入れるのかをすべてスケジュール立てて管理する職種です。
建設現場で表すところの施工管理と通ずる部分がありますね。
【職種理解】施工管理 工事現場を指揮するチームリーダー的存在!
品質管理は、主に製品を製造するときに、不具合が出ないようにチェックする職種です。
品質を確認するための検査を行ったり、欠陥があるものに対する改良も担っています。
技術職:エンジニア
・回路設計
電子機器の回路構成を設計し、動作確認や最適化を行う
・生産技術
製品の量産化に向けた製造プロセスの設計と改善
・機械設計
要件をもとに構造や機能を考えながらCADで図面化を行い設計図を作成する
回路設計は、電子機器などの緻密な回路部分の設計を行う職種。
「もっと便利に」「もっと早く」という現代のニーズに応えるべく、検証と改良を経た技術が今の私たちの生活を支えています!
生産技術は、生産ラインの見直しを行ったり、非効率的な部分があれば新しい設備を導入したりするなど、「いかにして効率的に生産するか」を考える職種です。
効率性を考慮しながらも品質を担保させる製造技術職とは異なる点も、あわせて覚えておきましょう!
機械設計は、顧客のニーズに沿った構想設計を行い、CADを用いて図面に起こしながら製品化を進める職種です。
4大力学と言われる「機械力学」「材料力学」「熱力学」「流体力学」の知識が必須であり、かなり専門的な知識が問われます。
技能職(技能工)
・溶接
金属や材料を接合する特殊な加工技術
・塗装
製品の保護や機能性向上のために塗料を塗布する技術
・組み立て
部品を正確に組み合わせて製品を完成させる作業
溶接は、電気や熱、圧力を加えながら部品どうしを接合させる職種です。
図面は専門的な溶接記号で書かれているため、技術が求められる職種ですが継続的な用語学習が欠かせないことも頭に入れておきましょう!
塗装は、製品の表面に塗料をコーティングする職種です。
このコーティングは見た目の美しさだけでなく、防腐・防火などの製品保護の目的もあり、重要な仕上げ技術なのです。
組み立ては、設計図にしたがって部品を正確に組み立てる職種です。
大量生産を行う現場では機械化が進んでいますが、繊細な作業が必要とされる現場では、まだまだ手作業が求められています。
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主流分類別企業紹介
・技術職:事務系
株式会社スタッフサービス エンジニアリング事業本部
株式会社オープンアップITエンジニア
・技術職:エンジニア
株式会社アウトソーシングテクノロジー
株式会社ビーネックステクノロジーズ
・技能職(技能工)
日研トータルソーシング株式会社
株式会社テクノサービス
製造業に向いている人とは?
ものづくりが好き、あるいは得意である人におすすめの業界・職種であることは言うまでもありませんが、そのほかにも魅力的なポイントがあります!
・柔軟な働き方がしたい人
製造業の中でも特に技能職の場合は、主に工場や製造現場、倉庫が勤務地。
常に動き続ける必要がある生産ラインだからこそ、早番・遅番などのシフト勤務体制や夜勤があるなど、勤務時間が固定ではないことが多くあります。
自分のライフスタイルに合った働き方の実現を可能にしてくれるため、時間を気にせず働きたい人に向いていると言えるでしょう。
・コツコツとした作業が得意な人
単一作業が苦にならず、黙々と作業に集中できる職人気質の人にもおすすめ!
また人間関係でストレスを抱えてしまいやすい人にとっては、ほかの業界・職種と比べて社内外の人との関わりが非常に少ないこともポイントです。
「人と関わらない」ほかの職種も見てみる
人と関わらない仕事とは?人間関係によるストレスを感じずに働ける職種5選
・大企業の製品づくりに携わりたい人
製造企業によっては、誰もが知る超大手メーカーとの取引がある企業も!
製造現場の裏側を知ることができたり、実際に自分で手を加えながら製品化されていく過程を見ることができたりと、やりがいを持って働けるでしょう。