転職アカホン講座
得意なことを仕事に。「強みに集中し、卓越した成果をあげよ」成功する方法とは?
好きなことを仕事にするべきか、得意なことを仕事にするべきか。
今回は後者、得意なことを仕事にするメリットとデメリット、仕事にするためのコツをご紹介していきます!
目次
1. 得意なことを仕事にするメリット
2. 得意なことを仕事にするデメリット
3. 得意なことを仕事にするために
4. まとめ
1. 得意なことを仕事にするメリット
そもそも「得意」とは何でしょうか。
辞書で引くと、
「望みどおりになって満足すること。」
出典元:広辞苑無料検索「得意」2024年4月11日
「最も手なれていて自信があり、じょうずであること。」
出典元:goo辞書「得意」2024年4月11日
出典元:goo辞書「得意」2024年4月11日
と表現されています。
仕事における「得意」とは
「他者は簡単にできないが、自分は簡単にできること」
と考えることができるのではないでしょうか?
転職活動で言うところの、「強み」の部分ですね。
・周囲の人が1ヶ月かかることを自分は2週間でできる
・物事を論理的に思考し、行動することができる
・物事をスピーディーに習得することができる などなど。
強みはどのようにして見つけるのがよいか覚えていますか?
以前、キャリアの棚卸しを行うと、これまで褒められたことや工夫してきた部分の共通点が浮かび上がってくるとお伝えしましたね。
“忘れてしまった!”という人は、一緒にチェックしておきましょう!
そのような強みを仕事にすることができたら、このようなメリットが考えられます。
- 困難が苦痛に感じづらい
得意なことは特別な努力をせずにできてしまうことも多いです。
人が大変だと感じる場面でも、苦痛に感じづらいでしょう。
困難すら楽しめている場合も。
- ストレスフリー
強みは無意識に隠れているとも言われています。
無意識的に行ってしまうことは、自分に負荷がなく行動しているということ。
“ついしてしまっている”という表現でも違和感がないかもしれません。
上記を見ると、得意なことを仕事にすることができれば、苦労が少なく済むかもしれないと期待ができそうですね。
2. 得意なことを仕事にするデメリット
一方でデメリットとしては何が挙げられるでしょうか?
- 新しいことへのチャレンジ精神が低くなる可能性
今後のスキルやキャリアを自分で狭めてしまう可能性が考えられます。
得意なことをしている中でも、想定外のことが起こったり、その仕事に付随した異なる業務が発生し、行わなければならないこともあります。
そうした時に、単なる別業務として捉えてすぐ人に頼ったり、障害を避けるような行動をしてしまうと自己成長はできません。
- できることが当たり前という思考に陥ってしまう可能性
物事の基準を自分の物差しで計ってしまう可能性も考えられます。
自分ができるからと言って、周囲の人もできるとは限りませんし、同じようなクオリティを出せるかどうかも分かりません。
他の人が簡単にできないことを自分はできるからこそ、強みなのです。
得意なことを仕事にするということは、決して簡単にできるということではなく、予測していなかった事態への柔軟な対応力や周囲への配慮も必要であることが伺えます。
3. 得意なことを仕事にするために
- スキルの見える化
「好き」と「得意」が合致している人もいますが、何気ない行動の中に「得意」が隠れていて、全く合致していない人もいます。
得意なことがまだ分からない場合は、まずは自分の中にあることを外に出してみることが大切。
キャリアの棚卸しを行って新しい強みを発見してみましょう!
- 得意なこと以外に目を向ける
得意なことがいくつか把握できたら、それら以外に挑戦してみることもおすすめします。
なぜなら、得意なことの濃度をさらに上げることができるから。
得意ではないことをして初めて、それが得意であると実感でき、確信できるのです。
- 得意なことが活かせる業界・職種を考える
自分の強みを理解しただけではまだ不十分です。
その得意なことはどのようなシチュエーションで活かせるのか、さらに業界・職種研究を行っていきましょう!
4. まとめ
「人が何かを成し遂げるのは、強みによってのみである。
弱みはいくら強化しても平凡になることさえ疑わしい。
強みに集中し、卓越した成果をあげよ。」
現代社会最高の哲学者と称され、経営学の重鎮であるピーター・ドラッカーの名言です。
好きなことをしている時、得意なことをしている時、はたまた自分は少し苦手意識があるけれど周囲からはよく褒めてもらえる時。
あなたはどんな時に最大限の力を発揮できそうですか?