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「ご放念ください」とはどういう意味?社内で言い換えたいときまで紹介

ビジネスシーンでの「ご放念ください」の正しい使い方
ビジネスシーンでよく耳にする「ご放念ください」という表現。
覚えておくと便利なビジネスワードですが、あなたは正しく使えていますか?
本記事では、「ご放念ください」の意味や使い方、適切な言い換え表現について詳しく解説します!
1. 「ご放念ください」の意味
「ご放念ください」とは、「忘れてください」という意味を持ち、ビジネスシーンで用いられる非常に丁寧な表現です。
この言葉には、単に「忘れてほしい」という意味合いだけでなく、相手が心配しすぎたり気を遣いすぎたりしないように気遣うニュアンスも含まれています。
適切に使うことで、相手に丁寧かつ思いやりのある印象を与えることができます。
2. ビジネスシーンでの使い方
「ご放念ください」は、相手が不安に思うかもしれないことについて、心配する必要がないことを伝えるときに効果的な表現です。
例文① クライアント対応時
クライアントが商品の納期を心配している場合は、以下のように使用できるでしょう。
「ご注文通り発送が完了しております。遅延の心配はございませんので、ご放念ください。」
「ご放念ください」を使うことで、クライアントに安心感を与えることができます。
例文② メールの訂正時
間違えた内容のメールを送信してしまい、正しい内容で訂正を送る場合にも使えます。
「先ほどのメールで誤った情報をお送りしてしまいました。改めて正しい情報をお送りしますので、先ほどのメールはご放念ください。」
「ご放念ください」は主にメールで使われる表現であり、口頭ではあまり使用されないことを頭に入れておきましょう!
3. 「ご放念ください」の言い換えパターン
「ご放念ください」を言い換えたいときは、大きく2つのパターンがあります。
①相手に忘れてほしい場合の言い換え
「お忘れください」→「ご放念ください」
忘れるという言葉がややフランクな印象を持ちうるため、言い換えたほうがベター。
「気にしないでください」→→「ご放念ください」
ビジネスシーンなどのフォーマルな場面では、日常生活でよく使うフレーズは避けたほうが安心かも。
② 安心してほしい場合の言い換え
「ご休心ください」
「ご放念ください」よりも、さらに安心感を与える表現!
普段やりとりの多くない上司や取引先企業など、さらに丁寧な印象を与えたいときに。
4. 目上の人に対して使う場合
「ご放念ください」は、比較的フォーマルな表現ですが、目上の人に対して使う場合は注意が必要です。
例えば、同じ社内の上司に対しては、
「どうぞご安心ください」 「ご心配には及びません」
といった表現を使う方が望ましいとされています。
「放念」とは?「ご放念ください」の意味やビジネスでの使い方・言い換え表現を解説
5. メールでの言い換え
「ご放念ください」を使うのは、口頭ではなく主にメールと解説しましたが、ここで他の言い換え表現も覚えておきましょう。
相手との関係性やシチュエーションに応じて適切な言い換えを選ぶことが重要です。
フォーマルなビジネスメール
「先ほどのメールの件ですが、どうぞご心配には及びません。」
クライアント対応時
「ご注文の件につきましては、問題なく進行しておりますので、ご安心ください。」
6. 社内の人に対して使う場合
社内の人に対して「ご放念ください」を使う場合は、少し堅苦しく聞こえることがあります。
社内メールでは以下のように言い換えるとよいでしょう。
「先ほどの連絡の件ですが、気になさらないでください。」
「〇〇の件は問題ありませんので、ご安心ください。」
ややカジュアルな表現に変えることで親しみやすさが生まれ、社内コミュニケーションが円滑になるでしょう。
まとめ
「ご放念ください」は、ビジネスシーンで役立つ丁寧な表現のひとつです。
「忘れてください」だけでなく、「心配しないでください」の意味も含んでいて、相手を気遣うニュアンスも。
表現を正しく使い分けることで、より円滑なビジネスコミュニケーションが可能になります。ぜひ、適切な場面で活用してみてください!
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