転職アカホン講座
HSPはなぜ転職を繰り返すのか? 自分に適した職場環境に出会えない原因と対策
「もう転職を繰り返したくないのに・・・」
繊細なこころを持ち、いろいろな刺激を敏感に察知するHSPは、転職回数がほかの人より多いと言われています。
本記事では、HSPの人が転職活動を繰り返してしまう原因や、転職するべきタイミングとそうでないタイミング、自分に適した職場環境に出会うための対策まで、分かりやすく徹底解説します!
HSPとは
【Highly Sensitive Person】の頭文字を取った言葉で、人一倍繊細なこころを持ちさまざまな刺激に敏感な人のことを指します。
参考:Kampoful Life by クラシエの漢方 HSPとは?人一倍敏感で繊細な人が生きやすくなるヒントとは(セルフチェックあり)
幼少期の環境や特定のトラウマが影響するという意見もあるようですが、現代のネット社会における、誹謗中傷の容易さや過度な気疲れからくる生きづらさが、HSPの特徴を持つ人々の増加を助長しているようにも感じます。
人のこころの機微を敏感に察知でき、感受性が強く素直な反面、周囲の環境や言動に対し、必要以上に気にしてしまったり、深く考え込んでしまったりしてしまうHSP。
職場は、さまざまな人々との関わり合いの場です。
HSPの特徴を持つ人にとっては、毎日が戦いなのかもしれません。
HSPが転職を繰り返す主な原因
✔︎満員電車での通勤
✔︎職場の人間関係がよくない
✔︎ノルマのある業務
✔︎マルチタスク
✔︎不十分な教育体制
✔︎不適切な評価制度
物理的な人混みという刺激も、大きなストレスの要因になるようです。
満員電車を好む人はほとんどいないとは思いますが、HSPにとっては特別苦しいものであり、心身ともに疲弊してしまうものなのです。
また職場での人間関係は、もっとも厄介と言っても過言ではないでしょう。
なぜなら、人間関係に居心地のよさを感じられなければ、長く仕事をすることは難しいからです。
転職をして新しい環境に飛び込めたとしても、他人の言動に過剰に反応したり落ち込んだりしていては、結局同じことの繰り返しに。
ノルマのある業務も、HSPの人には向いていないとされています。
常に数字を追い、結果を求められる職種では、周囲からの期待やプレッシャーも付き物。
それが成果を後押しする場合もありますが、HSPの人にとっては単なる重荷になってしまいかねません。
参考:HSPなジョブホッパーOLのお役立ちブログ HSPさんは転職回数が多い?理由と転職すべきではないタイミングを解説
不十分な教育体制や不適切な評価制度は、HSPでなくても不快に思うものです。
日々の頑張りが適正に評価されなかったり、そもそも研修制度がきちんと整備されていなかったりしたら、何のために頑張っているのか分からなくなってしまいます。
転職を考えるべきではないタイミング
✔︎誰にも相談をしていない
✔︎業務内容に満足している
✔︎仕事で成果を出していない
ただ、転職活動をはじめる前に一度踏み止まるべきタイミングもあります。
たとえば業務内容に満足しているとき。
入社当初は、その仕事を通して成長していきたいと考えていたはずです。
業務内容にミスマッチがなく、自分の強みが活かせるのであれば、急に嫌気がさすことは少ないのでは?
入社間もないのであればなおさら、今が頑張りどきなのかも。
また信頼できる人に相談してみるのもひとつの手です。
社内の人に話をするのが心配であれば、社外の人、友人や家族など。
今考えていること、辛いこと、これからしていきたいこと、何でも打ち明けてみましょう。
転職を考えるべきタイミング
✔︎改善の見込みがない
✔︎ほかにやりたいことができた
✔︎仕事に向かうのが極端に億劫になる
人間関係や職場環境、研修制度、評価制度など、あなたが気になるすべてのことで、改善の余地がないと判断できた場合は、転職を考えましょう。
またサンデーブルーやブルーマンデー、日本では「サザエさん症候群」とも呼ばれていますが、新しい1週間がはじまり、再び仕事に向かわなければならないことに対する憂鬱感や不安感も、どんどん大きくなるのであれば危険サインです。
どんなときでも、自分自身の声に耳を傾けてあげましょう。
転職を繰り返さないための対策
ポイントはやっぱり徹底的な自己分析!
「自己理解なんて難しい・・・」という人は
編集者が実際に自己分析してみた!性格・適職診断おすすめツール4選
これまでの経験を整理して自分の強みを見つけたい人は
自分の強みは過去の経験から見つけ出す!効果的な自己アピールをするために
実際に職場の雰囲気を感じて、自分の適性を考えたい人は
ミートアップに参加しよう。大切なことは募集要項に書いていない!?
企業側も、一緒に働いてくれる仲間を探しているわけです。
「私はこんな人です!」と目いっぱいアピールできるように、徹底的で細分化された自己理解に努めましょう。
ひとりで悩まずに
転職エージェントに相談しよう!
繊細なこころを持つHSPの人は、いろいろなことが気になる気質だからこそ、かゆいところに手が届く転職エージェントの利用も断然おすすめ。
なんて書いたらよいか迷ってしまう書類の書き方も、転職エージェントが一緒に考えて作成してくれます。
緊張で詰まって上手く話せなかったときも、転職エージェントがあなたの志望度の強さを改めて企業側に伝えてくれます。
悩んでいる時間はもったいないですよ!