転職アカホン講座
昇格の話が嬉しくない?!「管理職になりたくない人」が考えるべき選択肢とは
ある程度キャリアを積むと昇格の話が舞い込んでくることもありますが、近年では「精神的なストレスが大きい」ことや「プライベートの時間を削らなければならないのでは」と、昇格をに抵抗感を持っている方も少なくありません。
昇格を断ることは、今後のキャリアにも大きな影響を及ぼすため、進退を決めるには慎重な判断が必要です。
そこで今回は、管理職になりたくない人が考えるべきポイントについて、解説していきます。
①なぜ管理職になりたくないのかを考える
実際に、管理職にネガティブなイメージを持っている方も多い中で、どのような理由が多いのかを紹介していきます。
・自分に適性がないと感じている
一般的に管理職には、「リーダーシップ」や「人望」、「高いマネジメント能力」が求められていると思い、「自分には合っていないのではないか…」と感じる。
・現場の仕事を続けたい
プレイヤーとして結果を残し続けてきたからこそ、昇格の声がかかる優秀な人材であるが故に、まだまだ現場で「専門的なスキルを活かし働き続けたい」と感じる。
・精神的なストレスを増やしたくない
管理職ともなれば、経営層と現場の板挟みの立場に立たされるため、精神的なストレスは正直大きくなることが目に見えているため、今の立場のままでいたいと感じる。
・業務量と給与が見合っていないと感じる
管理職になると、労働形態が「裁量労働制」となる場合も多く、勤務時間の制限がなくなるため、一般の社員より残業が多くなったり、休日も仕事をしなければならないかもしれません。よって、業務量と給与のバランスが悪いと感じる方も多いようです。
②管理職になることで得られるメリットは?
先ほどは管理職に対して多くの人が抱いているマイナスイメージを紹介しましたが、将来のキャリアを考えた際に、以下のようなメリットを得られる場合も多くあります。
・年収アップの可能性が高い
残業代の支給がなくなったとしても、職務手当やそもそもの基本給がアップする確率が高いため、年収で考えたら今までよりも上がる可能性があります。
・新しいやりがいや適性を見出し、成長できる可能性がある
やってみて初めて、自分の適性に気づくことは多くあります。また、自分が育てた部下が成長していくことで得られる喜びや、プレイヤーだった頃には感じることのできなかった新しいやりがいに気づけることもあります。
マネジメント能力や、リーダーシップは自分がその立場になってみて初めて身に付くものでもあるため、成長を感じられる機会が多くあるはずです。
・将来のキャリア選択の幅が広がる
管理職としての実績があれば、転職の際にもマネジメント能力をかわれて別の企業に管理職として雇われる可能性が高くなります。
よほど専門的で高度なスキルを持っている場合をのぞいては、プレイヤーとして走り続けるより昇格の話を断らない方が、将来的には役立つキャリアを得られると言えるでしょう。