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「福利厚生が志望動機」面接で好印象な言い換え表現10選

「福利厚生が魅力で志望しました」
なんとなく浅く聞こえないか不安…という人も多いはず。
そもそも福利厚生という条件に惹かれたと面接官に伝えてもよいもの・・?
「福利厚生に魅力を感じた」ことを前向きに言い換える表現を知っていれば、十分に好印象な志望動機になります!
本記事では面接で効果的に伝えるための言い換え例を10個ご紹介します。
初心者でもそのまま使える例文付きなので、安心して参考にしてください。
- ①「社員の働きやすさを大切にしている点に共感した」
- ②「長く安心して働ける環境が整っていると感じた」
- ③「柔軟な働き方を支える制度に惹かれた」
- ④「社員の挑戦や成長を後押しする制度が整っていると感じた」
- ⑤「企業としての働き方への価値観に共感した」
- ⑥「ワークライフバランスを重視した企業姿勢に魅力を感じた」
- ⑦「“働く人の目線”を反映した制度設計に魅力を感じた」
- ⑧「福利厚生の充実は企業の経営姿勢の表れだと感じた」
- ⑨「自分らしく働ける環境づくりに共感した」
- ⑩「制度が整っていることで、仕事に集中できると感じた」
- なぜ「福利厚生が魅力」で終わる志望動機は危険なのか?
- 「福利厚生に惹かれた」は志望動機として悪くない!
- 志望動機で福利厚生などの「条件面」に触れるときの注意点と書き方のコツ
- まとめ|福利厚生は「理由の一部」にして魅力的な志望動機に仕上げよう
①「社員の働きやすさを大切にしている点に共感した」
例文
御社は働きやすい環境づくりに積極的に取り組んでおり、社員を大切にする企業姿勢に強く共感しました。
解説
単なる制度名の羅列ではなく、「会社の姿勢」に着目することで、共感型の志望動機に変化させることができるでしょう。
実際に会社見学やミートアップなどで社員と話をする機会があったときは、そこでのエピソードも交えると◎
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②「長く安心して働ける環境が整っていると感じた」
例文
長期的な視点でキャリアを築きたいと考える中で、御社の福利厚生は安心して働ける基盤だと感じ、魅力を感じました。
解説
自分のキャリアプランと福利厚生を紐づけることで、主体性ある志望動機に!
興味関心のある制度や志望職種で受講可能な研修名など、具体的に述べるとさらによいでしょう。
③「柔軟な働き方を支える制度に惹かれた」
例文
柔軟な勤務制度や育児・介護支援など、働く人の多様なライフスタイルに対応している点に魅力を感じました。
解説
近年重視される「多様性」や「ダイバーシティ」視点。
それらをあなたの志望企業はどのように取り組んでいるのでしょうか?
企業研究をしっかりと行ったうえで、どんな点に惹かれたのかを表現してみましょう。
④「社員の挑戦や成長を後押しする制度が整っていると感じた」
例文
資格支援や研修制度など、社員の成長を後押しする環境が整っている点に魅力を感じました。
解説
「成長意欲」や「学び続ける姿勢」をアピールしたいときにおすすめの表現です。
どのような人が活躍しているのか、逆質問で事前にリサーチしておくのも作戦のひとつ。
⑤「企業としての働き方への価値観に共感した」
例文
福利厚生という制度面だけでなく、その背景にある“人を大切にする”という企業文化に共感しました。
解説
制度の“奥にある意図”を読み取って共感を示すことで、上級者的な深みを出せるでしょう。
企業のホームページをチェックするときは、ビジョンやミッション、バリューなどのページもじっくり読み込んで、自分との共通項を探してみてください。
⑥「ワークライフバランスを重視した企業姿勢に魅力を感じた」
例文
ライフステージに応じた柔軟な働き方が可能な点に惹かれ、ワークライフバランスを大切にする姿勢に共感しました。
解説
家庭やプライベートとの両立を志望動機に盛り込みたい人に適しています。
ただ現在では多くの企業において「働きやすさ」に力を入れていることが多いため、「その中でもなぜ当社なのか?」という逆質問が飛んでくる可能性大!
深掘りの質問が来ても大丈夫なように、前もって回答を用意しておきましょう。
⑦「“働く人の目線”を反映した制度設計に魅力を感じた」
例文
現場の声を取り入れて制度が設計されている点から、社員に寄り添う姿勢が伝わり、強く惹かれました。
解説
制度の“設計思想”に注目することで、企業理解が深いことをアピールできます。
⑧「福利厚生の充実は企業の経営姿勢の表れだと感じた」
例文
福利厚生の整備は、社員を資産と捉える経営方針の表れだと感じ、その考え方に共感しました。
解説
福利厚生を経営視点から捉えた高度な言い換え表現!
やや上級者向けですが、意識の高さを印象付けることができるでしょう。
⑨「自分らしく働ける環境づくりに共感した」
例文
福利厚生制度の柔軟性により、多様な働き方が実現できる点に魅力を感じました。
解説
“自分らしさ”や“多様性の尊重”を打ち出したい人にフィットします。
⑩「制度が整っていることで、仕事に集中できると感じた」
例文
福利厚生が整っている環境により、安心して業務に集中できる点に魅力を感じました。
解説
「仕事への前向きな姿勢」と「環境の安心感」をセットで伝えるバランスの取れた言い換えです。
なぜ「福利厚生が魅力」で終わる志望動機は危険なのか?
採用担当者が感じる“よくある残念な印象”
「福利厚生が魅力だから志望しました」とだけ書かれていた場合、多くの採用担当者は以下のように感じる可能性があります。
- 「条件面だけを見ている」=転職軸が浅いのでは?
- 「他社でも通用する志望動機」=この会社である必要性がない
- 「やる気や熱意が見えない」=受け身に見える
特に応募数の多い人気企業では、志望動機に“本気度”や“独自性”が求められるため、ありきたりな表現では埋もれてしまう可能性が高いです。
誤解される3つのパターン
- ・楽をしたいように見えるパターン
→「福利厚生がいい=楽ができそう」と受け取られることも。 - ・お金や待遇ばかり気にしている印象
→“条件面目当て”に見えると、入社後の定着率に不安を持たれます。 - ・その会社でなくても良さそうな印象
→企業の理念やビジョンと結びついていないと、熱意が弱く見えます。
「福利厚生に惹かれた」は志望動機として悪くない!
「働きやすさを重視」は立派な志望動機
働くうえで「環境」や「制度」を重視するのは、ごく自然なことです。
多様な働き方が求められる中で、自分の価値観やライフスタイルに合った企業を選ぶことは、主体的なキャリア選択の一部。
ここで重要なのは、
「なぜその福利厚生に魅力を感じたのか」
「その制度を活かしてどんな働き方がしたいのか」
を自分なりの言葉で面接官に伝えることです。
本音を活かすために必要な“ひと工夫”
- ・制度の背景にある企業姿勢や理念を読み取る
- ・自分のキャリア観や働き方との接点を描く
- ・他の志望理由(事業内容・ビジョン)と組み合わせて立体的にする
志望動機で「福利厚生」を取り上げても評価される人の共通点は「制度の中身」について触れている?
大切なのは制度の有無ではなく“中身”
たとえば「リモートワーク制度がある」だけでなく、
「業務内容に応じて柔軟な働き方が選べるよう制度化されており、それが生産性とライフスタイルの両立に役立っていると感じました」
といったように、制度の具体的な意義や特徴に触れている志望動機には深みがありますよね。
自分の経験やビジョンと接続できている
「前職では出産後の働き方に悩んだ経験があり、御社の柔軟な勤務制度があれば、今後もキャリアを継続しながら貢献できると感じました」
自分の過去や価値観と紐づけて語れると、「その人にとっての必然性」が伝わりやすくなります。
企業理解や価値観への共感が言語化できている
単に「制度があるからよい」ではなく、その背景にある「社員を大切にする風土」や「多様性を尊重する企業文化」に触れていると、人事側にも共感が伝わりやすくなるでしょう。
志望動機で福利厚生などの「条件面」に触れるときの注意点と書き方のコツ
福利厚生だけにフォーカスしない工夫を!
たとえば「○○という制度が魅力的です」と述べたあとに、
- ・「だからこそ、長期的なキャリア形成ができる」
- ・「結果として挑戦しやすい環境だと感じた」
など目的や成果に繋がる視点を必ず加えることが重要です。
複数の視点で企業に惹かれていることを伝えると、志望動機としての厚みが出るだけでなくバランスが良くなり、面接官の心にも残りやすくなります。
まとめ|福利厚生は「理由の一部」にして魅力的な志望動機に仕上げよう
「福利厚生が魅力」という理由は、決して悪いことではありません。
問題はそれをどう語るか。
自分の価値観やキャリアビジョンと上手にリンクさせ、制度の背景にある企業姿勢まで読み取り、自分の言葉に変換できれば、他のライバルたちと差がつく志望動機になること間違いなし。
本記事を参考にしながら、オリジナルの志望動機を完成させてください!
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