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職場で発揮すべき”リーダーシップ”とは?【SL理論】で解説

2023.05.23

年次や経験に実績が伴ってくると、職場において”リーダーシップ”が求められる場合がありますが、”リーダーシップ”とは具体的にどのようなスキルなのでしょうか。
今回は、メンバーの属性に合わせたリーダーシップの種類を、【SL理論】に基づき解説していきます。

①リーダーシップとは

リーダーシップとは、組織を先導する力のことです。
組織の先頭に立ち、現場に近い立場でメンバーをけん引し、組織の目標達成に向けて動かしていくことが求められます。

リーダーシップと同様、立場が上がる際に必要な能力として語られる”マネジメント”がありますが、マネジメントは管理する力を指し、より経営目線で物事を捉えることが求められ、リーダーシップはより現場目線を求められるためそれぞれ異なる視点を持つ必要があります。

②リーダーシップの種類を【SL理論】に基づき解説

リーダーシップを正しく発揮するためには、それぞれのメンバーに合わせた型があることを知ることが不可欠です。今回は、リーダーシップの有名な類型である「SL理論(Situational Leadership)※」に基づき解説していきます。

※SL理論とは、1977年にアメリカの学者ハーシィ(P.Hersey)とブランチャード(K.H.Blanchard) が提唱した「部下の状況に応じて異なるスタイルをとるべきである」というリーダーシップ理論です。

・教示型リーダーシップ

【メンバーの属性:能力とコミットメント共に低い】
トップダウンで社員に一方的に指示を出すスタイルのリーダーシップです。
メンバーの経験が浅く、細かく監督すべき場合に用います。

・説得型リーダーシップ

【メンバーの属性:能力は低いがコミットメントは高い】
意思決定はリーダーが行うものの、それをメンバーに「説得」して理解を得るスタイルです。新人ではないがある程度自主性を持たせるべき若手の社員の育成に適しています。

・参加型リーダーシップ

【メンバーの属性:能力は高いがコミットメントは低い】
リーダーだけで意思決定をせず、社員とともに意思決定を行うスタイルです。
指示がなくてもスムーズに業務を進められるものの、コミットメントが弱い次世代リーダーの育成時や中堅社員に用いるべきリーダーシップです。

・委任型リーダーシップ

【メンバーの属性:能力とコミットメント共に高い】
意思決定も含めて全てメンバーに権限を委任し、仕事の進め方を各自の自主性に任せ、必要な場合のみ支援するスタイルです。
メンバーに経験と高度なスキルが備わっている、いわゆるベテラン社員に適しています。

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