転職アカホン講座
最終面接の逆質問、「何個が正解?」という不安に答えます!

未経験業界への転職で最終面接まで進んだあなたは本当にすごいです!
最後の関門である「逆質問」に不安を抱えている人も多いでしょう。
「何個聞くべき?」「1つだと少ない?」「聞きすぎたらウザい?」
その不安をズバッと解消します。
結論|逆質問は2~3個がベストな理由
最終面接での逆質問は、2〜3個が最も適切と考えてよいでしょう。
その理由は以下の3つです。
・時間配分
面接は限られた時間で構成されています。
終盤で問われやすい逆質問は、5〜10分程度の時間配分と考えて差し支えないでしょう。
・面接官の印象
逆質問が1つだけだと「興味が薄い」と思われてしまう恐れが。
しかし反対に5個以上になると、「面接官に配慮が足りない」という印象を与えてしまいかねません。
・質問内容の深さ
2〜3個という限られた数に絞ることで、内容の濃さや“事前に考えた感”が伝わりやすいでしょう。
逆質問を完成させるための準備ステップ
企業研究と自己分析を掛け合わせて質問を設計する
「どんな逆質問が良いか」は、企業研究と自己分析の掛け算で導き出しましょう。
以下のステップを踏んで作成するのがおすすめ!
① 企業のビジョン・事業内容・IR資料を調べる
② 未経験者としての自分の不安や期待を書き出す
③「この会社で働く自分」をイメージして、そのギャップに質問を置く
例:
「未経験からでもキャッチアップしやすい制度があると伺いましたが、具体的にはどのようなサポートがありますか?」
「中期経営計画で新規事業を強化されるとありましたが、現場レベルではどのような変化が想定されていますか?」
自分の言葉で言えるように練習する|逆質問のシミュレーション法
書き出した質問を、声に出して練習しましょう。
録音したものを自分で聞き直したり、友人やキャリアアドバイザーとロールプレイングを行うなどの方法も効果的です。
「質問の中身」はもちろん大切ですが、「言い方」を誤ってしまって本来の意図が伝わらなかったらもったいないですよね。
万全な準備こそ、内定獲得へのカギです!
最終面接と一次面接では「逆質問の役割」はどう違う?
一次面接は「企業理解」
最終面接は「志望度と相性」の確認であると考えましょう。
一次面接での逆質問は、情報収集に使ってもOKです。
面接官も、人事担当者や事業部担当者などが多いため「業務内容」「部署の雰囲気」などを尋ねるのが一般的。
例:
「未経験が壁にぶつかりやすいポイントは何でしょうか?」
「配属先の評価基準はどのように決まりますか?」
一方、最終面接は最終的なすり合わせの場。
企業があなたを選ぶだけでなく、あなたも企業を選ぶ段階です。
上層部や代表取締役が面接官として実施する場合も多いため、「企業のビジョン」や「経営方針に対する理解」のような質問が好まれるでしょう。
例:
「理念やビジョンはどのように日々の業務に浸透しているのでしょうか?」
「今後の成長戦略の中で、未経験人材にどんな役割を期待されていますか?」
「今後特に注力されたい領域や事業があれば教えていただけますか?」
逆質問で絶対に避けたいNG例とその理由
調べればわかる質問は「準備不足」の印象に
企業のコーポレートサイトや求人票に書かれていることを質問するのは避けましょう。
関心度の低さが見受けられます。
「待遇・福利厚生」だけに偏ると“条件ありき”に見られる
働くうえで条件が気になるのは当然です!
ですが、最終面接で「残業時間は?」「実際の有給取得率は?」などの質問ばかりをすると、入社後に活躍する意欲が見えにくくなってしまいます。
ただ、疑問や不安を解消することは大切。
本当に確認しておきたい内容の場合は、他の質問とのバランスを取ったり、エージェントを介して確認するなどの対処法を。
不安を感じるのは当然!自信を持って臨むために
逆質問は「数」より「質と真剣さ」重視で
質問の数に意識が向きがちですが、面接官が見ているのは「どれだけ事前に考えてきたか」つまり「自社に対する志望意欲」です。
深くきちんと整理された自己理解と徹底的な企業研究を行えば、内定獲得は間違いないでしょう。
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