求人を見ていると見かける「DX人材」とは？

求人を探している際に、「DX人材募集」と見かけたことはありませんか？
一体どのような業務内容なのでしょうか。
詳しく見てみましょう。

1.　「DX」とは

「DX」とは、Digital Transformation[デジタルトランスフォーメーション]の頭文字を取ったもの。
これまでの製品・サービスの在り方を仕組みから変革することを指します。

例
・カーシェアリング（車は所有するものから共有するものへ）
・オンラインスクール（習い事は決められた場所、時間で定期的に行うものという考えから自分の好きな場所、好きなタイミングで行えるものへ）
→ビジネスモデルから革新され、全く新しい在り方へ変わるイメージ

混同されやすいものとして、「デジタル化」が挙げられますが、違いを理解していますか？
「デジタル化」とは、従来のアナログな製品・サービスが機械化（＝デジタル化）することを指します。

例
デジタル化
・会議資料が紙ではなくスライド共有になったこと
・支払いが現金ではなく電子決済が利用されるようになったこと
→新しいモノに代替されるイメージ

2.　「DX人材」とは

上記を踏まえると、求人票で見る「DX人材」は、単にITに関する専門知識を持っているというわけではなさそうですね。
「DX人材」とは、ビジネスの仕組みやシステム全体の方向性を根底から変革していく次世代リーダー的存在です。
まずは現在の社内ビジネスモデルや働き方に対し、疑問を持つことから始まると言えるでしょう。
そこからどのようにすればより効率的であるのかを考え、経営的な視点から戦略や戦術に落とし込み、設計から描き直していく必要があります。
ただ目標を策定するだけでなく、今ある社内リソースや予算などの把握をした上で、適切な目標設定をしなければなりません。
もちろん一人で全てを行うことは難しいので、周囲を巻き込みながら物事を前進させていくエネルギーと高いコミュニケーション能力も重要ですね。

3.　「DX人材」の具体的な職種例

“業務が多すぎて何が何だか...”
“興味ある！どのような職種であればチャレンジできるの？”
そんな「DX人材」に関心がある全ての人に！
具体的な職種をご紹介します。

▶︎ビジネスデザイナー
その名の通り、ビジネスをデザインしていくことがミッションです。
新しいビジネスモデルの企画・立案を行い、実現へ向けたプロセスを構築します。

▶︎UXデザイナー
以前、UI/UXデザイナーについて触れた講座がありましたが覚えていますか？
UI/UXデザイナー　サクッと理解
UXデザイナーとは、ユーザーの顧客体験をより良く、より心地良くすることがミッションです。
ボタンの形やテキスト配置、カラーリングなどのUIデザインを経て体験されるユーザーの満足度を向上させるということは、ビジネスモデルの仕組みからデザインするということであると言い換えられますね！

▶︎データサイエンティスト
新しいビジネスを生み出してしていくためには、何より「数字」が大事ですね。
たくさんの仮説を立てながら効果検証を重ね、日進月歩の改善を試みなければなりません。
ビッグデータの解析・活用ができる人材は、どの企業からも重宝されますよ。

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