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【職種解説】製造業の職種は何がある?ー志望動機や必要な資格まで解説!

2025.04.01

製造業は、私たちの生活に欠かせない製品を生み出す産業であり、多岐にわたる職種が存在します。

本記事では、製造業の概要から各職種の解説、必要な資格、求人の特徴やキャリアパスなどを解説!

面接で使える志望動機例も載せていますので、最後まで読んで自分のものにしていきましょう。


製造業の企業

コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社
東洋合成工業株式会社
日油株式会社
味の素ファインテクノ株式会社
味の素ファインテクノ株式会社

※2025.3.25時点での情報です。


私たちの生活を支える製造業とは?

業界解説

製造業とは、原材料を加工して製品を生産する産業のこと。
私たちが日常的に使用する食品、衣類、自動車、電子機器など、さまざまな製品が製造業によって生み出されています。
経済活動の基盤を支え重要な役割を果たす産業なのです。

業種解説

製造業は取り扱う製品や加工方法によって、以下のような業種に分類されます。

 

  • ・食品製造業:飲食物の加工・製造
  • ・繊維製造業:衣類や布製品の製造
  • ・化学工業:化学製品や薬品の製造
  • ・金属製造業:金属材料の加工や製品の製造
  • ・機械製造業:機械や設備の製造
  • ・電子機器製造業:家電製品や電子部品の製造
  • ・自動車製造業:自動車やその部品の製造

 

これらの業種は、製品の特性や市場のニーズに応じて多様化しているため、それぞれに専門的な技術や知識が求められます。

 


製造業の主な職種

製造業には多くの職種が存在します。
分かりやすいようにイメージ図を作成していますので、参考にしてみてください!

製造業の工程を料理の工程に例えている

転職工房|【保存版】製造業・メーカーへの未経験転職は難しい?製造業に転職して10年以上の現役社員が製造業の仕事内容を徹底解説|製造業の主な仕事内容は?内画像

 

以下に主な職種とその仕事内容を紹介します。

 

  • ・設計部門
    製品の設計や開発を担当します。
    上記の画像で言うと、「レシピを考える」段階ですね。
    CADソフトを使用して図面を作成し、製品の仕様や機能、コストなどを決定します。

 

  • ・調達部門(購買部門)
    必要な部品や材料を外部から調達する役割を担います。
    「買い物をする」段階です。
    発注や納期調整だけでなく価格交渉や検収などを行うこともあります。

 

  • ・製造部門
    実際に製品を組み立てる部門です。
    「料理をする」段階です。
    先ほどの設計部門で出来上がっている図面通りに部品を組み立て、製品を完成させます。
    また製造過程での問題点を設計部門にフィードバックすることも重要な役割。
    製品の完成度をより高めていきます。

 

  • ・営業部門
    自社製品を顧客に提案・販売する部門です。
    「料理を提供する」段階です。
    新規顧客の開拓や既存顧客との関係維持、クレーム対応など多岐にわたる業務を行います。

 

  • ・品質保証・品質管理部門
    製品の品質を維持・保証するための部門。
    上記の画像にこそ当てはまりませんが、同じ品質を継続的に生産し続けるための重要な部門です。
    製品の検査や、不具合発生時の原因追及、再発防止策の立案などを行います。

 

  • ・サービス部門(フィールド部門)
    顧客先での製品の設置やメンテナンス、トラブル対応を行います。
    製品の知識や現場対応力が求められる部門です。

 


製造業に向いている人の特徴は協調性がある人?

製造業で活躍するためには、以下のような特徴や資質が求められるでしょう。

 

  • ・細部への注意力
    製品の品質や安全性を確保するため、細かい部分にも注意を払うことが重要です。

 

  • ・チームワーク
    多くの工程や部門が連携して製品を作り上げるため、協力し合う姿勢が求められます。

 

  • ・問題解決能力
    製造過程で発生するトラブルや課題に対して、柔軟に対応し解決する力が必要です。

 

  • ・技術への興味
    新しい技術や製品に興味を持ち、学び続ける姿勢が大切!

 

  • ・体力と根気に自信がある
    製造現場では体力を要する仕事。
    同じ作業を繰り返す場面も多いため、体力と根気が求められます。

 


製造業に転職するために必要な資格はある?

製造業への転職を目指すときに、必ず持っておかなければならない資格はありません。
以下のような資格を取得することで、転職活動がスムーズに進んだり、入社後も活躍しやすい場合がありますので、本記事で押さえておきましょう!

 

  • ・危険物取扱者
    危険物の取り扱いに関する知識を証明する資格で、化学工業などで役立ちます。

 

  • ・衛生管理者
    職場の衛生管理を行うための資格で、食品製造業などで求められることがあります。

 

  • ・フォークリフト運転技能講習
    工場や倉庫での資材の運搬に必要な資格です。

 

  • ・機械保全技能士
    機械設備のメンテナンスや保守に関する知識を証明する資格です。

 

  • ・電気工事士
    電気設備の設計や工事に関する資格で、電子機器製造業などで求められます。

 

  • ・QC検定(品質管理検定)
    品質管理に関する知識を証明する資格で、品質保証や品質管理部門で役立ちます。

 


製造業の求人は「未経験者歓迎」が比較的多め

製造業の求人には以下のような特徴があります。

 

  • ・未経験者歓迎の求人が多い
    技術職であっても、未経験者からの応募を受け付けている企業が多く、入社後に研修を受けられることが多いです。

 

  • ・資格や経験があると給与アップが期待できる
    資格や実務経験があると、給与が優遇されることが多くなります。

 

  • ・長期的な雇用が期待できる
    特に大手メーカーでは安定した雇用が期待できるしょう。
    長く働きたい人に向いています。

 

  • ・シフト勤務や夜勤がある
    工場勤務の場合、交代制勤務や夜勤が発生することがあります。

 


年代別の想定年収

製造業の年収は職種や業種、企業規模によって異なりますが、一般的な目安を紹介します。

 

  • 20代(新卒・若手社員):300万~450万円
    新卒や第二新卒の段階では、未経験でのスタートが多く、給与は比較的低め。
    ただし技術職(設計・生産技術など)や国家資格を必要とする職種では、入社時点からやや高めの給与が設定されることもあります。
    取得者は求人票をよくチェックしておきましょう。

 

  • 30代(中堅社員):400万~600万円
    経験を積み、スキルアップすることで昇給の機会が増えます。
    特にリーダーや主任クラスになると、給与も大きく上がることが期待できます。
    培ったノウハウを活かしてさらなる成長をするために、転職による年収アップを狙う人も多い時期です。

 

  • 40代(管理職・ベテラン社員):550万~800万円
    役職がつくことで給与水準が上がり、管理職(係長・課長・部長など)になれば年収700万円以上も狙えるでしょう。
    技術系のスペシャリストとしてのキャリアを築くことで、さらに高年収を狙えることもあります。

 

  • 50代~(ベテラン・役員クラス):700万~1000万円以上
    部長・工場長・役員クラスになると年収1000万円以上も珍しくありません。
    ただし一般職のままだと大きな昇給は望みにくく、役職に就くか専門性を高めることが高収入への鍵となります。

 

ワールドインテック|製造業の平均年収|学歴や年齢によって給料は変わる?

 


キャリアパス

製造業のキャリアは、以下のような方向性が考えられます。

 

  • ① 現場作業員から管理職へ
    製造ラインのオペレーターや技術者として経験を積み、リーダー→主任→課長→工場長へと昇進していくルート。
    マネジメント能力が求められるため、社内外の研修や資格取得などが昇進のポイントとなるでしょう。

 

  • ② 専門技術者としてスキルを高める
    設計・開発・生産技術職などでは、特定分野のスキルを極めてスペシャリストとしてキャリアを築くことも可能。
    高度な資格(例:機械設計技術者、電気主任技術者など)を取得することで市場価値を高められます。

 

  • ③ 異業種・他業界へ転職
    製造業の知識や経験を活かし、営業職・購買職・コンサルティング業などに転職する道もあります。
    特に「製造業の経験を持つ営業職」は、現場での製品製造サイクルを理解しているだけでなく、顧客の技術的な相談にも対応できるため、とても強い武器に。
    メーカーの法人営業やカスタマーサクセスなどでも強みを発揮できるでしょう。

 


履歴書や面接で使える志望動機例

  • ①【未経験から製造業へ転職する場合】

「モノづくりに興味があり、製造業の仕事に携わりたいと考え、転職を決意しました。前職では〇〇業界で〇〇の仕事をしておりましたが、より手に職をつけたいと思い、製造業へのキャリアチェンジを考えました。
貴社の〇〇(企業の特徴や強み)に魅力を感じ、未経験からでも学べる環境が整っている点に惹かれました。今後は、〇〇(資格取得・技術習得など)に取り組み、貴社の生産活動に貢献したいと考えています。」

▶︎文中にある「手に職をつけたい」というフレーズ。
もっと深掘りをして、自分の言葉で言い換えることができるとさらにGOOD!
【手に職をつける】という志望動機は自分の言葉で言い換えた者が勝つ!例文付き

 

  • ②【異業種からの転職(技術職の場合)】

「前職では〇〇業界で〇〇の業務を担当しており、製造業とは異なる分野で働いていました。
しかし仕事を通じて製造プロセスや品質管理に関心を持ち、自分もモノづくりの現場で活躍したいと考えるようになりました。
貴社は〇〇(企業の強み・技術力など)を活かし、業界で高い評価を得ている点に魅力を感じております。
これまで培った〇〇(前職のスキルや経験)を活かしながら、貴社の生産現場での業務に貢献していきたいと考えております。」

  • ③【製造業の経験者が転職する場合】

「私はこれまで〇〇業界の製造部門で〇年間勤務し、〇〇(具体的な業務経験)に携わってきました。
現場での作業に加え、品質管理や工程改善にも積極的に取り組み、生産性向上に貢献してまいりました。
貴社の〇〇(製品・技術・企業理念など)に強く惹かれ、自身のスキルを活かしてさらなる成長を遂げたいと考えています。
特に〇〇(自分の強み)を活かし、貴社の〇〇に貢献できればと思います。」

 

関連・参考サイト
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