転職アカホン講座
【ワークインライフってどういう意味?】 ワークとライフは必ずしも対立しないという考え方

ワークインライフの意味は「仕事と生活は調和する」
「ワークインライフ」とは、仕事(ワーク)を生活(ライフ)の一部と捉え、両者を対立するものではなく調和させて考える概念のことです。
従来よりよく耳にする「ワークライフバランス」は、仕事と私生活、いわゆるオンとオフを切り分けて考えて、両者のバランスをいかに上手に取るかということが重要視されてきました。
一方で「ワークインライフ」では、仕事を自分の人生の中に組み込み、相互作用をさせることで本当に充実した生き方が実現すると考えます。
この考え方の背景には、働き方の多様化や現代の価値観の変化があるでしょう。
リモートワークの普及、副業・兼業の推奨、フリーランスの増加などにより、「仕事と私生活の分離」が難しくなりつつあります。
また自分の好きなことや趣味を仕事にする人も増え、自由度高く働けるようになった現代的な変化が、仕事と生活は敵対関係ではないかもしれないという考えを後押ししたのかもしれません。
ワークライフバランスとの違い
ワークライフバランスとワークインライフの違いを整理してみました。
ワークライフバランスが「仕事とプライベートのバランスを取る」ことを重視するのに対し、ワークインライフでは「仕事を含めた人生全体の充実」を重視していることがわかります。
考えられるデメリットは「境界の曖昧さ」
仕事が生活の一部になることで、オンとオフの切り替えが難しくなり、休んでいるつもりでも仕事のことを考えてしまうことがあるでしょう。
柔軟に働ける環境のあまり、長時間労働のリスクも高まってしまうかもしれません。
また、スケジュールの自己管理能力も強く求められます。
勤務時間の調整やタスク管理を自分で行う必要があるため、きちんとした計画性がないと効率が落ちたり、成果が上がらなかったりとストレスを抱える恐れも。
これまで以上に自分を律する必要があります。
ワークインライフの実現のためには?
自分でできること
ワークインライフを実現するために、個人が意識するべきポイントをまとめました。
1. 自分の価値観を明確にする
ワークインライフを実現するためには、自分が何を大切にしているのかを明確にすることが重要です。
「成長を実感できる仕事をしたい」「家族との時間を大切にしたい」「趣味と仕事を両立したい」といった価値観の優先順位には、正解はありません。
現在仕事をしている人も、していない人も、転職活動中の人も、自分がどのようなことを大切にしているのかということは、言葉にして相手に伝えられるようにしておきましょう。
2. 柔軟な働き方を模索する
リモートワークや副業、フリーランスといった働き方の選択肢は、仕事と生活の境界を柔軟に調整できるでしょう。
自分に合った働き方を選ぶことが、ワークインライフの実現につながります。
ただ、未経験業界・職種への転職ですぐにリモートワークで働けるという可能性はやや低め。
柔軟な働き方とは、あくまでも研修や現場での実践を終えて、経験をある程度積み重ねてからであることが多いため、事前に心得ておきましょう。
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3. 仕事のやりがいを見つける
仕事は人生の一部として楽しめるようにするには、やりがいを感じられる環境を整えることが大切です。
自分の得意なことを活かせる仕事を選ぶ、成長の機会を意識する、仕事の意義を見出すといった工夫が有効です。
4. タイムマネジメントを意識する
ワークインライフでは、仕事とプライベートの調和を指すとお伝えしましたが、境界が曖昧になるとも言い表すことができます。
そのため時間の使い方がとても重要!
着手するべき業務に優先順位をつけて効率よく仕事を進めることで、最終的に生活全体の充実度を高められます。
企業に期待したいこと
個人の努力だけでなく、企業側の取り組みもワークインライフの実現には不可欠です。
企業に求める対応としては、以下が考えられるでしょう。
1. 柔軟な働き方の提供
リモートワークの導入有無やフレックスタイム制の活用度など、柔軟な働き方を推進している企業であるかをチェックしましょう。
形式上の提供ではなく、従業員が積極的に取り入れているかどうかも重要な視点ですね!
2. 副業・兼業の許可
副業や兼業を認めることで、多様なキャリアを形成しやすくなります。
異なる仕事を通じたさらなる自己実現が可能となり、ワークインライフの実現が進むでしょう。
3. 企業文化の醸成
企業のミッションやビジョンを明確に伝えることも重要です。
「自分の仕事が社会にどう貢献しているのか」を理解できる環境があれば、仕事が単なる労働ではなく、人生の一部として意義のあるものと考えることができるようになります。
4. 健康やウェルビーイングの支援
従業員の心身の健康を支援する制度(メンタルヘルスケア、健康診断、福利厚生の充実など)を整えることも、企業側に期待したいことですね。
従業員はもちろん、その家族までも健やかに日々を過ごせるような取り組みの提供があると、長く安定的に就業しやすいのではないでしょうか。
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転職活動を進める上で押さえておきたいポイント
ワークインライフを意識して転職活動を行う際には、以下の点をチェックしましょう!
1. 企業の働き方に関する制度を確認する
2. 企業文化や価値観が自分と合っているか
3. 仕事のやりがいや成長機会があるか
4. ワークインライフを実現しやすい環境か
今回は、プライベートが仕事にも通ずる部分がある人へ向けたコラム記事でしたが、それぞれがまったく異なるビジネスパーソンにも同様のことが言えるでしょう。
仕事に一生懸命取り組むためには、心身ともに健康体でなくては難しいですし、健康的な身体づくりは、健やかな日々があってこそです。
ワークインライフを実現するために、自分が何を大切にしているのか、どこで誰とどのような仕事をしたいのかについて、改めて考える時間を設けてみるのはいかがでしょうか。
まずは、自分らしさの追及からはじめてみましょう。