転職アカホン講座
ロールモデルとはどういう意味? ふさわしい人物の見つけ方
社内にロールモデルはいますか?
ロールモデルとは、お手本となる人物のことを指します。
「あのような先輩になりたい!」「あんな風に仕事をしたい!」という気持ちは、自分のキャリア形成にポジティブな影響を与えます。
今回は、ロールモデルという言葉の意味と、設定することのメリット、ロールモデルを実際に社内で見つけるためのおすすめの方法をご紹介します。
ロールモデルの意味は「お手本となる人」
ロールモデルという言葉は、英語の「role(役割・役目)」と「model(手本・見本)」が語源になっています。
ビジネスシーンでは主に「ほかの社員のお手本となる人」「模範的な人」のような意味で用いられることが多いです。
設定するのは決してひとりではなく、場面や役割に応じて複数人を設定することもあります。
参考:ロールモデルとは?意味、効果、設定方法と事例を紹介!
ロールモデルを持つメリットは「自己成長」
ロールモデルを持つことにはさまざまなメリットがありますが、「自己成長がしやすくなる」ことが大きな特長なのではないでしょうか。
自分のやりたいことやなりたい姿を、自分よりも上手く、すでに体現している人の存在は、理想的なキャリアを描く上でとても役に立ちます。
ただ憧れるのではなく、自分とロールモデルの違いを客観的に把握することで、「何が足りないのか」「どのように取り組めば改善できるのか」を認識できます。
自分自身の課題に向き合うきっかけにもなるでしょう。
たとえ壁にぶつかってしまっても、「あの人ならどうするかな?」と考えを発展させることができますよね。
ロールモデルの行動や成果、振る舞いを観察して共感をしているからこそ、モチベーションの維持にも効果的なのです。
中には企業が積極的にロールモデルの設定を推奨しているケースも。
目標とする人物を設定することで具体的なキャリアパスがイメージでき、離職率が下がるというデータもあります。
ロールモデルを設定する成功事例は、企業にとってもプラスに働くようですね。
職場でロールモデルを探そう!
おすすめの見つけ方は「身近な先輩や上司を観察する」
実際に職場でロールモデルとなる人物を探してみましょう。
おすすめの見つけ方は、下記4つの段階をきちんと踏んで設定することです。
①自己分析を行う
まずは自分自身のことを理解することからはじめましょう。
・将来のキャリアビジョン
・どのような仕事観?
・どんな強みや弱みがある?
目先の目標ではなく、少し遠い理想像を具体的にイメージしてみるのがポイント!
将来的にどのような人と関わっていて、どのような仕事をしているのが理想なのか。
仕事に向き合う姿勢や価値観も一緒に整理して、丁寧に考えてみてください。
②身近な先輩や上司を観察する
自分のことを理解することができたら、ロールモデルとなる人物を周囲から探してみましょう。
大変なときや失敗したときにどのように乗り越えているでしょうか?
その克服方法は、自分に合っていますか?
仕事をする上で大切にしている軸や考え方なども含めて、周囲の人々をじっくり観察・分析してみましょう!
③ロールモデルの行動や振る舞いを模倣する
先輩や上司を観察して、思考や行動基準の特徴を把握できたら、そっくりそのまま模倣してみましょう!
「真似をすること」に対してマイナスな印象を抱く人もいますが、真似をする対象が自分の目指しているロールモデルである場合は、積極的に形から入って◎
ロールモデルになりきって振る舞う姿勢は、理想像に近付く正攻法と言えますよ。
④自分で振り返りを行う
ロールモデルを模倣して行動をするだけでは、自分が想像する理想の実現は難しいでしょう。
実際に真似をすることで改めて大切だと実感したこと、違和感を覚えたことなどを言葉にして見える化することで、さらに再現性を高めることができます。
職場にロールモデルを見つけて自己成長を加速させましょう。