転職アカホン講座
履歴書の「賞罰欄」一体何を記載するの?
履歴書によっては、普段の生活であまり見慣れない「賞罰」の記載がある場合があります。
「賞罰」とは一体何を記載すべきなのでしょうか?
もしお持ちの履歴書やフォーマットに記載が必要な場合は、参考にしてください。
①賞罰(しょうばつ)とは?
賞罰とは、「過去に何らかの功績が讃えられた受賞歴や表彰歴」と「刑法犯罪を犯したことによる犯罪歴」の2つを指します。
どちらもない場合には、「賞罰なし」と記載しましょう。
賞罰の範囲に明確な決まりはありませんが、通例的な範囲を以下で解説します。
②「賞」に記載すべき基準
「賞」として履歴書にかけるのは、以下のような経歴です。
・市や県などの公的機関からの表彰
例:人命救助で消防署長より感謝状をもらうなど
・全国、国際レベルの大会での入賞
・誰もが知っているような有名な賞
例:直木賞など
県大会優勝や、社内コンクールでの受賞、あまりしられていない賞の受賞歴は避けた方がいいでしょう。また、10年以上前など昔の功績を記載することも避けた方が無難と言えます。
どうしても書きたい受賞歴や、転職先の職種に有利な表彰歴などがある場合には、自己PR欄や職務経歴書に記載するといいでしょう。
③「罰」に記載すべき基準
「罰」として履歴書に記載すべきなのは、基本的には「刑事罰」です。
よって、駐車違反など軽微な交通違反などは記載する義務はありません。
交通違反点数が4点以上の、いわゆる「赤切符」を切られるような重大な違反は対象となります。
例:人身事故、酒気帯び運転、傷害罪など
④賞罰欄がない履歴書の場合
賞罰の記載は必須ではないので、記載する欄がなければ書く必要はありません。
しかし、記載欄がある場合は該当していれば必ず記載しなければなりません。
特に「罰」については隠したいと考えて、あえて記載しなかったことが後に発覚すると信頼関係を損なうため正直に記載しましょう。