保険営業の仕事内容・向いている人の特徴とは

未経験でも幅広い年齢からチャレンジができ、人気のある”保険営業”ですが、どんな仕事内容でどんな人に適性があるのでしょうか。
今回は、保険営業の仕事ややりがいについて解説していきます。

保険営業とは

保険営業とは、個人や法人に対して、将来起こるかもしれないリスクに備える保険商品を販売するお仕事です。
販売といっても、アパレルや食品のように実際ある商品を販売するのではなく、起こるかわからないリスクに備える無形商材のため、顧客の信頼を得ることが売上を左右する重要なポイントとなります。
自社が取り扱っている保険商品を提案して、契約手続きを行うことで取引が成立します。
ときには保険商品の販売だけでなく、家族構成や収入などをヒアリングした上で、各家庭のライフプランの作成や、資金計画のアドバイスを行うこともあります。

保険営業の種類

保険会社には「生命保険会社」と「損害保険会社」があり、それぞれが扱う保険の種類に違いがあります。
生命保険では、終身保険、定期保険などを取り扱い、損害保険では自動車保険、火災保険などを取り扱います。そして、医療保険、がん保険などはそのどちらの保険会社でも取り扱っています。
また、保険営業として働く会社には大きく分けて「保険会社」と「保険代理店」の2種類が存在します。
保険会社では自社の保険商品を販売し、保険代理店では契約している複数の保険会社の商品を扱います。

保険営業のやりがいとは

購入者やその家族の人生設計に関わる保険商品は、一度受注すると長期に渡って契約期間が続きます。結婚、出産、マイホーム購入など、人生の節目となるライフイベントに関わることができるのも保険営業ならではのやりがいといえます。
また、仕事を通じて金融や資産運用の知識を身につけることができることも大きな魅力です。企業によってはファイナンシャルプランナーの資格支援などを受けることもでき、自身の将来にも役立つ知識を得ることができるでしょう。
また、保険営業の特徴として、実績が給与や昇進に直結しやすい傾向にあります。頑張った分の評価がインセンティブとして支払われるなど、人によっては大きなやりがいとなるでしょう。

保険営業に向いている人の特徴とは

保険商品を購入する際には、商品の価値に加えて担当との相性を重要視する顧客も多く、信頼関係を築けるかどうかが大きな分かれ道となります。
時には家族内の事情やプライベートな事柄にも踏み込んで話すことができる、高いコミュニケーション能力が求められます。
そして、保険営業には、個人ないしはチームで数値目標が設定されているため、プレッシャーに負けず数字を追い求める力も求められます。
相手に寄り添ってニーズを引き出し、最適な提案をするだけではなく、最終的には契約を締結しなければ営業として成果を残すことはできません。
未経験からでも応募できる企業が多くキャリアチェンジしやすい職種ではありますが、ヒアリング能力、提案力、金融の知識を身につけ信頼を得られるよう学ぶ姿勢が求められるため、応募の際には意欲が語れるようしっかりと準備しておきましょう。