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ITエンジニアとしてキャリア形成するなら「客先常駐」or「自社開発」?

2023.02.20

ITエンジニアとして転職を考える際、「客先常駐」か「自社開発」か、働き方の選択に悩まれる方も多いのではないでしょうか。
それぞれのメリット・デメリットを知り、希望のキャリアを形成していくにはどちらがいいのか考えてみましょう。

客先常駐とは?

客先常駐は、SES(System Engineering Service)とも呼ばれており、お客様先に派遣された技術者が常駐し、仕事をする契約形態のことを指します。
基本的にはお客様先での常駐業務ですが、持ち帰り案件と言って自社内でクライアントのシステム開発をする場合もあります。

客先常駐のメリット・デメリット

メリット

残業が少ない傾向にある

納品物ではなく、派遣された技術者の労働時間に対して報酬が発生する形態のため、残業時間が少ないというメリットがあります。求人票に平均残業時間として、10時間〜20時間の間で記載がある企業も少なくありません。

さまざまな案件に携わることができる

常駐先企業が変わるごとに多種多様な案件に携わるため、スキルの幅が広がり多様な実績を積むことができる、エンジニアとしてスキルアップしやすい環境だと言えます。

安定して仕事に就ける

自社のみで開発を行えず、外部での開発を必要とする企業はまだまだ多く、需要が途切れないため安定して仕事に就けるといったメリットもあります。

デメリット

自社ではなくお客様先で常駐しているため、帰属意識を持ちにくいことや、自社内でのコミュニケーション量が少ないと感じる方もいるでしょう。
クライアント先で自社以外の社員と関わっていけるので人脈を広げることがメリットになり得ますが、自社の社員と関係性が築きにくいというデメリットにもなり得ます。

自社開発とは?

自社開発とは、独自のサービスやシステムを自社で開発・運営する業態です。
一般的には、企画から設計、開発、サービスリリースまでを一貫して自社で実施しています。

自社開発のメリット・デメリット

メリット

全ての工程が自社で完結する

上流〜下流まで一貫して携わることができるため、その分野に特化したスキルを身につけることができます。

融通が効きやすい

クライアントへの納品がないため、スケジュールの調整が効きやすく納期に関して柔軟に対応できる点や、リモートワークを取り入れている企業もあり一般的には働きやすく自由度の高い環境で働くことができる可能性があります。

エンドユーザーの反応が見える

自社で開発したサービスの反応が直に届くため、ユーザーの反応をサービスに直接反映することができます。

デメリット

経験やスキルが偏る

自社のサービスに特化したスキルを身につけることはできますが、多様な技術は習得できないといったデメリットも生じます。

人脈が広がりにくい

社内でのコミュニケーションに限られるため、外部との関わりが持てず人脈を形成しにくい傾向にあります。

未経験者や経験が浅いとハードルが高い

自社開発では、即戦力として中途採用する場合が多く、自社内での研修制度や教育体制が整っていない場合が多いため、経験の浅いうちは入社が非常に困難であると言えます。

まとめ

以上をふまえて考えると、どちらにもメリット・デメリットは存在しますが
経験が浅いうちはキャリアアップや幅広いスキルを身につけるには客先常駐の方が向いていると言えます。
さまざまな案件に携わることで実績を作り市場価値を高め、特定の分野のスペシャリストを目指す際に自社開発への転向へチャレンジする人も多いようです。
キャリアの初期段階では戦略的に客先常駐を経験し、その後も同じ形態で働いていくべきか、自社開発へ向かうべきかは実績を伴った上で自分にあったキャリアを考えていきましょう。

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