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ネットワークエンジニアを目指す方へおすすめの資格〜CCNAとは〜
ITエンジニアとして一番重要視されているのは実務経験ですが、
未経験からチャレンジしてみたい、エンジニアとして働いているがキャリアアップしたい、と思った時に重要なのは資格の取得です。
その中でも今回は、ネットワークエンジニアとして持っておきたいCCNAについて解説していきます。
CCNAとは
CCNA(正式名称:Cisco Certified Network Associate)とは、コンピュータネットワーク機器の大手、 シスコシステム社による認定資格であり、ネットワークエンジニアの世界共通基準の資格として有名なものです。
CCNAを取得することは、ネットワークエンジニアとして最低限の知識やスキルを有していることの証明になるため、これからネットワークエンジニアとして活躍していきたいと考えている方には必須と言える資格です。
CCNAの難易度は?
シスコ技術者認定には5つのグレードがあり、そのうちCCNAは下から2番目の難易度となっています。
難易度順に下から並べると
・CCENT:エントリー
・CCNA:アソシエイト
・CCNP:プロフェッショナル
・CCIE:エキスパート
・CCAr:アーキテクト
となり、2020年の改訂以前はCCNAのエントリー資格にあたるCCENTの取得は必須ではなくなりましたが、以前より資格の難易度は上がったとされています。
難易度が上がったことにより、CCNAの資格を取得する価値が上がったと言えるでしょう。
勉強方法や目安時間は?
ネットワークエンジニアの入門資格ではありますが、一般的な資格試験と比べると、専門性の高い知識が必要となるのは間違いありません。
エンジニア業務未経験者や文系の方が取得を目指すなら、およそ300時間程度の学習時間が必要だとされています。
ITエンジニアの経験がある、または情報系の学科卒の方であればおよそ200時間、そのなかでもネットワークエンジニアの経験がある方であればおよそ100時間とされています。
おすすめの勉強方法としては3つあり、1つは参考書や問題集など書籍を活用する方法です。
有名な資格であるため多種多様な参考書が手に入り、シスコシステム社が公式に出版している学習テキストもあるため、自分にあった書籍を実際に手に取り選ぶといいでしょう。
ここで1つ注意が必要なのは、2020年の改訂前のテキストを購入することは避けましょう。前述した通り、以前の試験より難易度が上がっており、学習範囲が広くなっているため注意が必要です。
2つめの方法としては、オンラインサービスの活用です。
動画コンテンツの場合は書籍と比べて学習のハードルが低く、通勤電車や寝る前の隙間時間にも取り入れやすいため、勉強のモチベーションを維持し続けるためにも有効でしょう。
3つめの方法としては、公式チュートリアルを活用することです。
実際に試験を受ける前に、公式サイトに用意されているチュートリアルや練習問題の活用をおすすめします。CCNAの試験は筆記試験ではなく、パソコンを使って回答する形式であるため、事前に形式に慣れておくことが必要です。
CCNAの受験料は、36,960円(税込)と高額であるため、1回の受験で取得できるよう事前学習に力を入れ取り組むことをおすすめします。