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マネジメントで活用したい”ピグマリオン効果”とは?

期待をかけられたら、その期待に応えようと努力する人も多いのではないでしょうか。
そんな心理効果をマネジメントに活かすことができれば、部下のモチベーション管理にも役立てることができます。
今回は、マネジメントに携わる際に知っておきたい、”ピグマリオン効果”について解説していきます。

①ピグマリオン効果とは

ピグマリオン効果とは、他者から期待をかけられることで学習効果や仕事の成果が向上する心理効果のことを指します。
教育現場でもよく使用されますが、ビジネスシーンでは上司と部下間でのマネジメントや人材育成において活用されています。

②マネジメントでの活用方法

・期待を具体的に伝える

はっきりと「期待している」と意思表示することが大切です。
期待をかけられて不安そうにしている場合は「君ならできる」と背中を押し、経過をみながらヒントを与えるなど、フォローを欠かさないようにしましょう。

・裁量を与える

「自分でやった方が早いから」と自分で全て行ってしまったり、全てに対して指示を出している状態では「自分は期待されていない」と感じてしまいます。
部下に適切な裁量を与え、期待されている実感を持たせることが必要です。

・達成可能な課題を与えて自信をつけさせる

裁量を与えすぎて、できもしない無理難題を押し付けることは間違いです。
達成可能な課題を複数与え、成功体験を積み重ねさせることで部下の自信につながります。

・成果だけではなくプロセスも評価する

成果ばかりに目を向けてしまうと、頑張っている部下に気づけなかったり、評価が公平にできなくなる恐れがあります。期待をかけられて努力したものの、プロセスを一切無視した評価は部下のモチベーションを下げてしまいます。

・コミュニケーションを密にとり、信頼関係を構築する

課題を与えっぱなしで期待だけかけられる状況が続くと、現状が打開できず自発的に動けなくなる部下は少なくありません。悩みに寄り添い、時にはヒントを与えスムーズに動けるようなフォローを心がけることで、より効果を発揮できます。

③マネジメントに活用する際の注意点

・過剰な期待は避ける

期待をかけすぎると、部下にとっては大きなプレッシャーとして捉えかねません。
過剰な期待は禁物です。

・褒めすぎない

とにかくたくさん褒めれば褒めるほどピグマリオン効果が発揮されると思われるかもしれませんが、部下を褒めすぎると、現場に満足してしまい業務への向上心やモチベーションが下がる恐れがあります。ときには大きな課題を与え、期待に十分応えられたという勘違いを正すことも必要です。

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