転職アカホン講座
上司に教えを請いたい時、「ご教示」「ご教授」どう使う?
上司に何か教えて欲しいときには、「ご教示いただけますと幸いです」というフレーズを使うことが多いですが、どんな場合にも使えるのでしょうか?
正しい使用方法を知り、ビジネスマナーの向上にお役立てください。
①「ご教示いただけますと幸いです」の意味と使い方
「ご教示いただけますと幸いです」とは、ビジネスシーンにおいて「教えてもらえると嬉しいです」を丁寧に言い換えた言葉です。
相手に教えを請うフレーズではあるものの、「幸いです」とつけることで柔らかな表現となります。
このフレーズは書き言葉でも、話し言葉でも使用可能です。
また、上司など社内の目上の方に向けてはもちろん、お客様や取引先にも使用できます。
②似て非なる「ご教授」との違い
混同しやすい言葉として「ご教授」があげられますが、使用する用途が異なりますので注意が必要です。
・「ご教示」=使用方法や期限、相手の要望など”情報”を知りたい時
・「ご教授」=専門知識や業務のノウハウなど、経験に基づく”スキル”が知りたい時
上記のように、教えてもらいたい内容に応じて使い分ける必要があります。
フレーズとしてはどちらも「ご教示(ご教授)いただけますと幸です」といった言い回しで使えますが、より丁寧に表現したい場合には、「ご教示(ご教授)いただけますと幸甚に存じます」や、「ご教示(ご教授)賜りますようお願い申し上げます」などと言い換えてもいいでしょう。