転職アカホン講座
その場で「内定」を伝えられた!潜む危険を知っていますか?
面接時に直接口頭にて「内定です」と伝えられると非常に嬉しい気持ちになりますよね。
しかし!!一旦立ち止まって考えてみましょう。
気持ちが舞い上がりその場で承諾することは、実は危険です!
今回は、口頭での内定承諾の危険性とその対処法について、解説していきます。
①口頭での内定通知を承諾するのはなぜキケン?
そもそも「内定」とは、どのようなものかご存知ですか?
選考を通過したため企業に入社ができる”約束”のようなものだと考えている方も多いのではないでしょうか。。
実は、内定とは法的にも「労働契約」にあたるため、内定の承諾も解除も双方の同意の上、書面で契約を交わすものとされています。。
よって、企業から内定を伝えられる際には「内定通知書(あるいは承諾書)」の提示がなければ危険だと言えます。
企業が求職者に内定を通知する際には、雇用する条件を一通り記載した書面を用意し、双方で内容を確認した上で契約を締結することが必要です。
内定を告げられた際、まともな企業であれば必ず書面を用意し、双方の同意の上での締結を証拠として残すことをあらかじめ理解しておきましょう。。
②書面で契約を交わさないとどうなる?
面接中に内定条件の説明を口頭で受け、そのまま口頭で承諾してしまうとどんなことが起こるのでしょうか。
実際にあった例でよくあるのは、「面接の時に聞いていた給料と違った」や「業務内容が聞いていた内容と違った」など、待遇面で”話と違う”と後悔するケースが多発しています。
働き始めてから実際振り込まれた給与明細を見て、提示されていた金額より少ないと判明しても、契約書を交わしていなければ、口約束が守られる保証はどこにもありません。
「そんな条件は出していない。証拠がないから支払えない。」と言われてしまうのが妥当でしょう。
もしこのように、口頭で内定を通知されることがあれば、書面を用意してもらえるまで承諾しないことが賢明です。
内定をもらえることは嬉しいことですが、その場の感情に任せて即承諾することは避けましょう。