転職アカホン講座
尊敬される先輩は実践している”上手な教え方”の特徴とは
同じ職場で勤務しある程度年数が経過すると、後輩の育成に携わる機会も増えてくるのではないでしょうか。
「あの先輩から教わりたい!」と尊敬される上司・先輩であるためには、仕事ができること以外にも「教え方」が上手であることも大切な要素です。
今回は、そんな尊敬される上司・先輩が実践している「上手な教え方」について解説していきます。
一度に多くを教えない
どんなに意欲的な後輩でも、一度に教えることは1つずつにした方がベターです。
一気にたくさん覚えたい!と意気揚々と取り組んでくれる後輩も中にはいますが、意欲と理解度は異なりますので、まず1つ教えて完璧にこなせるようになってから次の課題を与えるようにしましょう。
仕事の順序に沿って説明をしている
人に仕事を教える際にまず最も重要なのは、時系列に沿って順番に説明をしてあげることです。受け取り手からすれば、教わった通りの順序で取り組むことがいちばん簡単であり、どれだけ詳細に説明をしてくれたところで順序がバラバラでは素直に頭に入ってきませんよね。一度で理解してもらうためには、まず下記のようにまとめてから説明を始めましょう。
「目的」
なんのためにその仕事を行うのか、目的を理解させる
「背景」
なぜその仕事をする必要があるのか、背景の理解をさせる
「作業の内容と順序」
作業内容を時系列に沿って行ったり来たりしないよう整理し、順序よく説明する
「作業後の報告」
完了したらどうするのか、報告が必要な場合は誰にいつまでに行うのか明確にする
逐一理解度を確認しながら進める
どれだけ完璧な説明だと思っていても、受け取る側の理解が追いついていなければ再度一から説明する手間にもつながってしまいます。
1つ1つ、説明した後に質問や不明点がないか確認しながら進めていきましょう。
実際に手本を見せる
一通り説明し、不明点がないと言われたとしても、お手本なしにいきなり実践では上手くいくことは難しいでしょう。
説明後は一度手本を実際の手順で見せてから実践に移すか、一度隣で手順通りに行えるか確認してから任せるようにしましょう。