「月給」と「月収」の表記に違いはあるの？

求人情報を見ていると、「月給20万円〜、月収30万円も可能」といった求人を見かけることはないでしょうか。
併記されている場合、どちらの金額が実際貰える額なのかわからない、という方にむけて、今回は「月給」と「月収」の違いについて解説していきます。

「月給」「月収」とは？

月給：『一ヶ月単位で決められた賃金』のことを指し、基本給に役職手当や住宅手当など、毎月固定で支払われる手当を足した月単位の賃金のこと。
月収：年収を12で割った額のこと。月給と違って残業代などの変動する手当も含まれるため、月給金額より大きくなる。
このように、記載が違えば意味も異なりますので注意しましょう。

月給、月収に関する注意点

月収は安定して受け取れるわけではない

月収は残業手当やインセンティブなどの変動手当を含んだ金額となっているため、会社からの支払いが約束された金額ではないことを知っておきましょう。
残業時間や成果によっては、求人情報で見た金額を上回ることもあれば、逆に下回ったりすることがあります。
求人情報に書かれている月収の金額はあくまで「月収の一例」と捉えましょう。

面接で「月の希望給与額」を聞かれたら？

面接において、希望給与額を聞かれた際には「月給」または「月収」のどちらで答えるべきでしょうか。
一般的には「月収」で答えると、採用担当者の意図と考えられます。
歩合制などで変動する手当のイメージがつきにくい場合には、「インセンティブを抜いて月●●万円程度」などと答えてもいいでしょう。