転職アカホン講座
アパレル業界の理解を深めよう!一枚の生地が私たちの手元に届くまでを徹底解説!
自分自身を表現するもの、衣料品。
単に暑さ・寒さを凌ぐものではなく、相手からどう見られたいかを考えたり、自分がどうなりたいかに合わせたり、またTPOに応じたりしながら、私たちは普段衣料品を身に纏っています。
国内アパレル市場は近年若干の縮小傾向ではありますが、世界的に見ると変わらず右肩上り。
そんな今後も引き続き期待されるアパレル業界を詳しく見ていきましょう!
- 上流:繊維メーカー、生地メーカーなど
今回は、一つの生地が私たちの手元に届くまでの流れを上流〜中流〜下流と考えて解説していきます!
まず上流では、主に商品で使用される生地や原材料の調達・生産が行われます。
通気性に優れているコットンや、その肌触りと機能性で人気のシルク、冬には欠かせないウールなどが当てはまりますね。
それらを事業として展開している企業としては、以下があります。
東レ株式会社
東洋紡株式会社
帝人株式会社
ユニチカ株式会社
- 中流:服飾雑貨メーカー、服飾専門商社など
この段階では、出来上がった素材を用いた衣料品の販売企画や下流への卸売、流通を主に行っていきます。
それらを事業として展開している企業としては、以下があります。
一見聞いたことがない人もいるかもしれませんが、それぞれクリックして、展開しているブランドをチェックしてみてください!買ったことがある人も多いのではないでしょうか?
MARK STYLE株式会社
株式会社オンワード樫山
株式会社ベイクルーズ
株式会社アダストリア
- 下流:百貨店、専門店、ECサイトなど
私たちの手元に商品が届くまで、あともう少し。
実際に私たちが店舗に足を運び商品に触れたり、通勤時間にショッピングができるネットサービスを展開している企業は、以下があります。
株式会社三越伊勢丹
ラルフローレン合同会社
株式会社ZOZO
SPA企業って知ってる?
一つの生地や素材が生産され、それぞれコンセプトに基づいた商品企画がなされ、私たちの手元に届く衣料品。
ですが流通システムの多様化が進んでいることから、原材料こそは外部調達によるものの、以降自社で企画・製造を行い、卸売も経て、販売を行っている企業もあるのです。
販売現場における実際の消費者の声を拾い上げ、素早くニーズをキャッチできるとともに、全て自社内ということから全体的なリードタイムも少なく済むメリットがあります。
変化の早い「今」に順応できる点は、ファストファッション企業にとても有利に働くので、以下のようなとても身近なブランドが並びます。
株式会社ITXジャパン
株式会社ファーストリテイリング
エイチ・アンド・エム へネス・アンド・マウリッツ・ジャパン株式会社
「業界まるっと理解!アパレル編」、いかがでしたか?
”アパレル業界に転職したい!”と言っても、これだけ異なる立ち位置と事業内容があるので、もっともっと深掘りをしてみましょう!
各企業の展開するブランド一覧を見て、やはり同系統でまとまっている企業が多いと個人的に感じました。
ひょっとしたら求める人材にも、傾向があるかもしれません。
それぞれの企業ページに飛んで、企業ごとの質問傾向を把握し、効率的な面接対策を行ってくださいね!