転職アカホン講座
転職は当たり前?Z世代の転職事情とは。その場しのぎの転職を避けるために
転職回数が多いことは、強みにはなりにくいです。
でも、以前より転職がしやすくなったことは事実。
いつの時代も、どの世代でも、自分の中に軸を作ることで方向性は定まり、その場しのぎの転職を避けることができます。
目次
1. Z世代の承認欲求
2. Z世代の仕事への価値観
3. Z世代が大切にするべきこと
1. Z世代の承認欲求
Z世代は、1990年代後半から2000年代序盤に生まれた人たちのことを主に指しています。
切っても切り離せない関係として、SNSを挙げなければなりません。
SNSをする上で必需品であるスマートフォンは、下記Apple製品iPhoneの販売台数のグラフを見ると、彼らの生まれた年代にこそはないものの、小学生になる頃には徐々に台頭してきていることが分かります。
残したい瞬間はデジタルカメラではなく、スマートフォンの高画質カメラで。
板書はノートではなく、消しゴムの必要のないタブレットで。
初めて触れるものにも関わらず、彼らはそれを使いこなします。
出典元:Live Computing Inc.
Apple iPhone 販売台数 2024年4月16日
その中でもSNSは、今や日常に欠かせないアプリケーションツールです。
日常を記録・共有し、気軽な双方向的コミュニケーションを可能にするだけでなく、調べ物やショッピングなどの消費行動までもSNSで行うことが多くなっています。
SNSを用いた人との繋がり・他者評価に重きを置く彼らは、他の世代よりも承認欲求が強いと言われています。
15〜24歳のZ世代を対象に行われた下記調査では、”SNSでは承認欲求を満たされていない”という回答が約6割を占めていますが、”だからこそ承認欲求が強い”とも解釈できるのではないでしょうか。
出典元:PR TIMES
Z世代の承認欲求に関する意識調査 2024年4月17日
2. Z世代の仕事への価値観
では上記から推測されるZ世代の仕事に対する価値観や特徴は、どういったものが予想できるでしょう。
同調査では、Z世代はどうやって承認欲求を満たしているかについても触れられています。
その結果、「人から頼られた」時が約5割を占め、次いで「集団の一員として認められた」時、「自分の努力に対しリアクションがもらえた」時と並んでいます。
仕事においても、同様のことが当てはまると考えることができそうですね。
つまり、
・周囲から頼りにされ、必要とされる職場
・業務に対する取り組みの評価が正当になされ、会社の一員として認められること
これらが満たされない場合は、転職を繰り返してしまう恐れがあります。
他の世代よりも、上記の満足度が転職に色濃く影響する可能性が考えられるのです。
3. Z世代が大切にするべきこと
- 軸を決めましょう
転職が当たり前という考え方が悪いわけではなく、その転職で何を叶えたいのかということを考えておくことが大切です。
そしてそれを考える上で、自分の軸を持つことが大前提であることは、アカホン講座内でも何度もお伝えしていますね。
転職がしやすい時代になったとはいえ、数多く繰り返してしまうのは継続性がないと判断されてしまったりするため、避けた方が◎
自分のこれまでを振り返り、どういった人間であるのかを自己理解した上で、今後はどのような人間になっていきたいのか、そうなるためには今何をするべきなのかをきちんと考え、整理し、相手に伝えられるようにしておきましょう!