転職アカホン講座
面接のお礼で自分を印象付ける!マナーのポイントを押さえよう
「新卒から同じ会社に長く勤めたけれど、新しいチャレンジをするため初めての転職を決意。人前で話すのはすごく久しぶりで、元々苦手だったけれど、きちんと自己分析をして、面接の定番とされる質疑応答は前もって練習をして無事終了!あとは結果を待つのみ…?面接後って何かすることあったっけ?」
面接、お疲れ様でした!
選考結果を待つ前にもう一つ。「お礼の連絡」を先方に送るようにしていますか?
面接のお礼は社会人としての基本的なマナーです。
”志望度が高い企業の面接で緊張してしまい、思いを上手く伝えきれなかった…”という方も、”練習の甲斐あって存分に自己表現できた!”という方も、先方へのお礼はきちんと行いましょう。
ポイントを一緒に確認しながら、内定へ向けて最後の一押しです。
当記事では、面接のお礼はなぜ送るのか、何を送るのか、どう送るのかについても細かく解説していきます。
目次
・面接のお礼は、社会人としての基本的なマナー
・面接のお礼で、さらに自分を印象づける
・例文ガイド
・送り方のポイント
・まとめ
面接のお礼は、社会人として基本的なマナー
企業側は、一度の採用で数百人の応募者の対応を行うこともあります。同じ企業で面接を受けているのは、あなた一人だけではありません。面接でお話ししていただき、時間を作ってくださったことへのお礼は、必ず伝えるようにしましょう。
「あなたとお話をしたい!」と、せっかくいただいた時間と機会ですので、面接時間の長さや自分の出来は問わず、面接後は先方に感謝を伝えましょう。
面接のお礼で、さらに自分を印象づける
社会人として基本的なマナーというのは先述の通りですが、他に大切なことが二つあります。
①あなたがどれくらい志望しているのかを、改めて伝える機会に!
「志望度が高いからこそ緊張してしまった…」という場合にも、文字でなら大丈夫。実際にお話を聞いて感じたこと、改めて志望度が強まったことなど、振り返って感じたことを文字に起こしてみましょう。書き直しができるから、じっくり考えながら落ち着いて伝えることができます。
②企業理解をさらに深める機会に!
実際に働いている方のお話を聞けるだけでなく、質問をするタイミングがあれば、こちらから直接伺って確認することができます。求人サイトや企業HPに書かれていない、鮮度の高い情報を得ることができるチャンス。その企業をより明確に把握することができます。
ここで大事なのは、あなたも企業を選ぶ側にいるということ。
数多くある企業の中で、次なるチャレンジをする場所を選ばなくてはなりません。なぜその企業なのかをさらに具体的に認識・理解することで、転職活動における軸も揺るぎないものに変化していくはずです。
例文ガイド
例
件名:◯月◯日の面接の御礼(氏名)
本文:
株式会社XXXX
人事部 ●●様
お世話になっております。
本日○時より面接をしていただきました、(自分の名前)と申します。
本日はお忙しい中、面接のお時間をいただきまして誠にありがとうございました。
●●様のお話を伺い、貴社の質の高い♦︎♦︎というサービスやさまざまな分野へ挑戦できる環境、
必要なスキルである♦︎♦︎について理解を深めることができ、
貴社で仕事をしたいという思いがより一層強くなりました。
まずは、面接のお礼を申し上げたく、ご連絡させていただきました。
末筆ながら貴社の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
(自分の名前)
〒000‐0000
xx県xx市xxx0‐0‐0(自宅住所)
電話:080-0000-0000
メールアドレス:xxxxxxxx@xxxxx.ne.jp
送り方のポイント
電話は相手の時間を取らせてしまうので、基本的にメールでOK。
上記を例に、件名と本文は自分が実際に面接で感じたことを簡潔に書くようにしましょう。
タイミングについては、面接当日中の先方の就業時間内に届くように送るのが一般的です。稀に、そもそもの面接開始時間が遅かったり、あなたが就業しながら転職活動をしているなど、当日のお礼が難しい場合は、翌日の就業開始時間に送るようにしましょう。夜遅い時間帯は、相手に不快感を与えてしまうリスクがあるので、避けた方がベターです。
まとめ
今回は、「面接のお礼で自分を印象付ける!マナーのポイントを押さえよう」というテーマでお伝えしてまいりましたが、いかがだったでしょうか。
面接は、自己分析や業界・企業分析、書類作成、質疑応答の練習、当日の服装準備やマナーのおさらいなど、やることがいっぱいあり大変ですが、何より面接をしてくださった相手、先方企業への感謝を忘れずに。たとえ練習した通りに上手く話せなくても、お礼と一緒に気持ちを再度伝えることで自分の面接の振り返りにもなり、きっと次へ活かすことができるはずです。最後まできちんと取り組みましょう!