転職アカホン講座
スルースキルを高めてストレスを軽減!人間関係で悩まないポイントを解説
職場での人間関係は、男女ともに離職理由の上位を占め、退職に至らずとも離職を考えるきっかけとなったり、現在まさに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
仕事上のスキルは努力すれば改善できる一方で、人間関係は他者が絡むため、解決することが非常に難しい問題です。
今回は、人間関係のストレスを軽減するために身につけるべき”スルースキル”について、解説していきます。
①スルースキルとは
スルースキルとは、和製英語で「自分にとって嫌な言動を受け流せる能力」のことを指し、「鈍感力」とも呼ばれています。
仕事中は、他者から叱責を受けたり感情をぶつけられることも少なくありません。
その全てを正面から受け止めてしまうと、ストレスが溜まり仕事だけではなく日常生活にも支障をきたす恐れがあります。
他者を変えることはまず難しいので、相手が変わってくれないことでさらに大きなストレスを抱え込むより、他者の考え方や価値観を受け入れ、人付き合いにおける無理を減らすことの方が確実に問題解決につながります。
②スルースキルが高い人の特徴
・ポジティブ思考
相手にとっては特に意味がない言葉にも、過剰に裏を読んで解釈してしまいモヤモヤした気持ちを抱えてしまうこともありますが、発言の真意は深く読みすぎないことをおすすめします。ネガティブな発言や否定的な発言にも、「次はうまくできる」とプラスに捉え考え込むことは避けましょう。
・仕事への集中力が高い
間接的な嫌味や、他人の言動にいちいち反応してしまっていれば、その分仕事も遅れていきさらに悪循環を生んでしまいます。直接言われないことに関しては無視を決め込み、目の前の仕事を遂行することに集中しましょう。相手の望む反応を与えないことで、避けられるいざこざは少なくないはずです。
③スルースキルを高めるためには
・苦手な人とは物理的に距離を置く
不愉快な言動を避けるためには、物理的な距離を置くことが効果的です。ただし、仕事上関わっていかなければならない人には、あからさまに距離を置いたり嫌な顔をして避けることは、さらに状況を悪化させる恐れがあります。用事を伝えその場を離れるなど、断りを入れるといいでしょう。
・プライベートの干渉を避ける
職場での人間関係は、公私混同しないことで円滑になるケースもあります。プライベートな話題をふられた際には、正直に応えず相槌を打ちながら話を逸らしてもいいのです。
・他人の悪口を言わない
人間関係で悩んでいると、他の人に愚痴を言いたくなったり、同じ人を悪く思っている集団の中に入りたいと思うかもしれません。
たとえ同じ不満を持っていたとしても、一緒になって悪口を言っていては解決にはつながりません。むしろ状況を悪化させることも少なくないので、他人の悪口を聞いても当たり障りない言葉でその場をやり過ごしましょう。