転職アカホン講座
企業における「ファーストペンギン」とは?
「ファーストペンギン」と聞いて、あなたはどんな人を想像しますか?
ビジネスシーンにおいては、尊敬を込めた好意的な意味で使われることの多い言葉です。
今回は、企業におけるファーストペンギンの意味や育成できる環境を解説していきます。
①企業におけるファーストペンギンとは
「集団で行動するペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない海へ、魚を求めて最初に飛びこむ最初の一羽」をファーストペンギンと呼んでいます。
ビジネスシーンでは、リスクを恐れず初めてのことに挑戦するベンチャー精神を持つ個人や企業のことを指します。
ファーストペンギンは、天敵に襲われるリスクは最も高いものの、追従する他のペンギンより確実に餌にありつける可能性が高いというメリットがあります。
ビジネスにおいても、リスクを承知でだれも足を踏み入れたことのない領域に挑み、先行者利益を得られるチャレンジ精神のある人やベンチャー企業がファーストペンギンとなり得ます。
②セカンドペンギンとは
セカンドペンギンはファーストペンギンが海に飛び込み、危険がないとわかってから飛び込む二羽目のことを指します。
ビジネスにおけるセカンドペンギンとは、新規事業を開拓した起業家の様子をみて、リスクや市場規模を確認してから市場に参入する起業家のことです。
セカンドペンギンはファーストペンギンに比べて得られる先行者利益は少ないかもしれませんが、事前にリスクを把握できるため効率的に事業を展開することができます。
セカンドペンギンが参入することによって、ファーストペンギンが開拓した市場が成長していくのです。
③ファーストペンギンを育てるには
従業員をファーストペンギンに育てるには、企業側の環境づくりも重要です。
市場価値の高い人物の育成に役立つポイントをいくつか解説します。
・多様な意見を受け入れ、だれもがフラットに発言のできる環境を整える
・人事評価に「挑戦」を評価する項目を作る
・リスクを伴う行動に対し、安定した心理状態で挑める職場環境を整える
また、自身がファーストペンギンになりたいと思っているならば、以下のポイントも参考にしてみてください。