転職アカホン講座
会社の口コミに信憑性はあるのか?
「やったー!内定をもらえた!」
就業しながら転職活動を行い、やっとの思いで得た第一志望の内定。
安堵したあなたの目に、思いもよらない言葉が飛び込んできました。
「残業が多くて前職を退職したのに、同じことの繰り返し」
「社内の雰囲気が穏やかだと聞いていたのに、いつもピリピリしていて社内コミュニケーションが取りづらい」
「とにかく給与が低い!ボーナスもない!」
それは、企業の評判を簡単に決めてしまう口コミの数々。
あなたはこれらを見ても迷わず入社を決めますか?
それとも躊躇って辞退しますか?
そもそも、これらの口コミに信憑性はあるのでしょうか?
今回はGoogleを使って企業名を検索したときのことを考えてみましょう。
信憑性の疑問その1
誰が書いたのか
そもそも「口コミ」とは、人の口から口へと情報が伝えられることであり、以前まではアナログ的な捉え方だったようにも思います。
それが今や、人の将来をも決定づけてしまい得る。
書き手は細心の注意を払って情報を発信するべきですし、読み手は正しい情報の取捨選択を行わなければなりませんね。
さて、Googleの口コミは「すべて一般公開され、誰でも閲覧でき」ることを理解していますか?
引用:Google マップでクチコミと評価を追加、編集、削除する
つまり社内外問わず、どこの誰であっても掲載ができてしまうのです。
口コミの内容が本当なのか嘘なのかということ以前に、投稿者が本当にその企業に勤務しているのかどうかさえも疑わしいのです。
それらに騙されて自分の未来が決まってしまうなんて、腹立たしくもあり悲しいことですよね。
数日〜数週間にわたって全力でサポートをし続けたエージェントも、あなたが最終的に信用したものがこのような口コミだとしたら、その存在意義を見失ってしまいかねません。
仕事選びに役立つノウハウをお届けしているメディア「エンゲージ」では、企業評価の口コミを信じるときのポイントを紹介しています!
参考にしておきましょう。
1、どの立場の誰が書いているのか確認する
2、できるだけ多くの口コミから傾向を分析する
3、具体的かつ公平な口コミを重視する
引用:就活の口コミはどこまで信用するべき?情報の見極め方を解説
信憑性の疑問その2
どんなときに書いたのか
あなたはどのようなときに口コミを書きたいと思うでしょうか?
製品・サービスの質や顧客体験が素晴らしいものであれば、誰かにその感動を伝えたくなるでしょう。
ただ人は怒りや不快感などネガティブな経験をすると、誰かと感情を共有したり苛立ちを発散したくなる心理傾向があります。
悪い口コミを投稿する背景には、人間的な強い動機があるのです。
たとえば社内で嫌な経験をした人は、悪い口コミを投稿することでストレスを発散させ、気持ちを落ち着かせようとします。
場合によっては、そのような情報をインターネット上に不特定多数の人へ向けて掲載・拡散することで、関係者や企業側の弁明や謝罪を求めていることも少なくありません。
具体的な内容の説明が伴っていない口コミや誹謗中傷などは、あまり信頼できないと言ってよいでしょう。
一つ一つの意見や星の数よりも、口コミの総数や良い口コミとそうでない口コミの全体的なバランス、投稿日の偏りがないかなどチェックするべきポイントはいくつもありますよ。
悩んだときはエージェントに相談しよう
疑問点や不安点は放置しないことが大切!とこれまでの講座で学んできましたよね。
企業評価の悪い口コミを見て入社希望度が下がってしまった場合は、すぐにエージェントに相談をしましょう。
エージェントは、日々何人もの求職者を対応しています。
入社までのサポートだけではなく、入社後にも定期的なフォローを実施しており、よりリアルな現場の声や情報を得ているもの。
個人で応募をしていると、企業の本当の評判やその判断材料が不透明なまま、なおかつ相談相手も見つからないまま入社してしまう恐れがあります。
転職エージェントと二人三脚で転職活動を行うことは、いざとなったときに頼れる味方がいるということ。
もちろん!話した内容は秘密厳守としていますので、安心して打ち明けてくださいね。
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