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「試用期間」とは?解雇の危険性はあるのか

2022.11.25

転職活動をしていると、求人票に「試用期間」について書かれている場合がありますが、そもそも試用期間とはなんなのでしょうか。
試用期間は解雇されやすいのか、その後正社員になれるのか、詳しく解説していきます。

試用期間とは?

試用期間とは、企業が人材を本採用する前に、自社の社員として業務を遂行する適性があるのか、また勤務態度などを判断するために用いられる期間のことです。
また、逆に言うと採用された側が業務内容や社風が自分の希望に沿っているか確認する期間とも言えるでしょう。
期間の長さは企業によりますが1ヶ月〜6ヶ月間が一般的であり、試用期間の終了後は企業と労働者の双方が問題ないと判断すれば、本採用になります。

試用期間中の待遇に変化はある?

試用期間中の待遇は、必ず事前に記載があるか確認しておきましょう。
企業によっては、試用期間中は時給制であったり、賃金を安く設定している企業もありますが、これは違法ではありません。
ただし、試用期間中といってもあくまで雇用契約は締結されているため、最低賃金を下回ることはできないため、あらかじめ各都道府県の最低賃金を調べておきましょう。
また、同様の理由で社会保険の加入対象でもあるため、適用除外要件に該当しないのに対応してもらえないなど不安が残る場合は、年金事務所に相談することをお勧めします。

試用期間中の解雇や本採用が延長されるケース

試用期間は、企業側に本採用後の通常の解雇よりも広い範囲の解雇の自由が認められています。
しかしながら、企業側と社員側には正式な労働契約が結ばれているため、客観的・合理的な理由がない限りは、解雇は認められていません。
例えば、「思っていたよりも仕事の覚えが悪い」や「社風に合わない」などの理由で企業側が一方的に解雇することはできません。
また、延長についても同様に、合理的な理由なく企業側が試用期間を延長することはできません。延長するには、以下の3点が必要となります。

・延長する合理的な理由がある場合
・就業規則や雇用契約書に延長規定が明示されている場合
・企業側から事前の通知と本人の合意がある場合

万が一、事前の通知もなく本採用が延期される場合には、必ず理由を明確にするように企業に要求しましょう。

試用期間中に辞めたい場合は

上記では企業側のケースでしたが、労働者側が試用期間中に辞めたい場合はどうしたら良いのでしょうか。

まず、試用期間中であるからと言って、すぐに辞められるわけではないので注意しましょう。
労働契約を結んでいるからには、会社のルールに則って退職を申し出なければなりません。
就業規則などで退職について「1カ月前に申し出なければならない」と記載があれば、試用期間中であっても遵守しなければなりません。
また、民法では退職日の2週間前に申し出なければならないことが定められているため、就業規則に記載がない場合も「明日辞めます」といった急な申し出は避けましょう。

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