転職アカホン講座
コロナ禍で急増した地方就職とは?
新型コロナウイルスの感染が拡大し、それに伴うテレワークの普及をきっかけに、
地方への転職を希望する人が増加しています。
これまで通勤の利便性や娯楽のために都市部での暮らしを選んでいた人も、
コストがかかる都市部での生活よりも余裕のある地方での暮らしを検討するようになり、
新卒の学生にもその波が広がりつつあります。
今回は、転職市場にてトレンドに上がっている地方就職について解説していきます。
① 「Uターン」「Iターン」「Jターン」とは何か
地方就職のサイトなどでよく目にする言葉ですね。
上記の3種の違いを解説していきます。
Uターン転職
地方出身の人が、一度は都市部に就職してから生まれ育った地方の企業に転職をすること
例)生まれてから大学卒業まで愛媛県在住→東京都の企業に就職→愛媛県の企業に転職
Iターン転職
都市部で生まれ育ち都市部で就職した人が、ゆかりのない地方に移って転職すること
例)東京都で生まれ育ち東京都で就職→北海道の企業に転職
Jターン転職
地方出身者が都市部に就職したあと、生まれ育った土地とは違う地方に移って転職すること
例)生まれてから就職するまで青森県在住→東京都の企業に就職→沖縄県の企業に転職
② 地方転職のメリット
家賃をはじめとする生活コストを抑えられる
都市部に比べて、地方は生活にかかるコストを抑えられる、または同じコストでさらに広い部屋に住みたい、
などの希望が叶う場合があります。
マイホームを持ちたいなどの夢を叶えるために地方移住を目指す方も多いようです。
通勤ラッシュの緩和
都市部において、満員電車にストレスを感じている方も少なくありません。
地方では車通勤を認めている職場も多いため、毎朝毎晩の通勤ラッシュを避けたい方には大きなメリットです。
③ 地方転職のデメリット
年収が下がることもある
地域ごとに最低賃金が異なるように、都市部と地方では年収が異なることが多いといえます。
転職で年収が下がることに懸念を抱くかもしれませんが、先述したように生活のコストが下がる場合が多いので、
あらかじめ収支の計画を立てておきましょう。
生活環境や様式が大きく変わる
利便性が高く、近場でなんでも揃う都市部と違い、交通アクセスや周辺環境などをあらかじめ確認し、
納得の上移住する必要があります。
また近隣住民との付き合いや地域交流なども活発な場合が多いため、これまでしてこなかった方は
注意が必要でしょう。