転職アカホン講座
「内定承諾書」に法的効力はある?
企業から内定をもらって、入社する決断を一旦はしたものの
やはり違う会社にしようかな…と、悩まれることもありますよね。
入社の前に企業に「内定承諾書」を提出した後であれば、
法的措置をとられるのではと心配をされる方も多いので、解説していきます。
①内定承諾書に法的効力はあるのか
結論から言うと、内定承諾書に法的効力はありません。
よって、内定承諾後に入社を辞退することは可能と言えます。
しかし、ここで注意しておきたいのはマナーとしては辞退すべきではないということです。
内定を出すまでにかかった採用コストが無駄になってしまうことや、前もって揃えておく備品の準備など、
入社前から企業があなたに労力もお金もかけていることを認識しておきましょう。
また、あなたを採用する際に、入社したいのに不採用となっている方がいることも忘れてはいけません。
内定承諾書を提出したら、法的効力がなくとも入社することが前提であることを踏まえ、
覆ることのないよう慎重に決断をしましょう。
② どうしても辞退したいときは
とはいえ家庭の事情などで、入社を辞退せざるを得ないこともあるでしょう。
そんな時になによりも大切なことは、内定辞退をすると決めたら速やかに企業に連絡することです。
誠意を最大限に示すためにも、連絡手段はもちろん電話に限ります。
辞退という重大なことをメール一通だけで終わらせるのは非常に失礼です。
内定を出してくれた企業に多大な迷惑をかけたことを誠心誠意謝罪し、
なぜ辞退となったかを自分の言葉で正直に伝えることが必要です。
また、転職エージェントを利用している場合も同じです。
担当のエージェントへお電話にてお伝えし、企業に経由してもらう必要があります。