転職アカホン講座
求人を見る際に「資本金」は重要?
求人票でよく目にする「資本金」ですが、よくわからずスルーまたは多い方が良いと思っていませんか?
資本金とは何なのか、重要視した方が良いのかを解説していきます。
① 資本金とは
資本金とは、事業を円滑に進めるために、株主が会社に出資した金額のことです。
創業時の資本金は出資を受けるのが難しいため、創業者が無理のない範囲で自己資金を投じることが
ほとんどです。一般的に資本金の目安は、「利益が出るまでの数ヶ月間、安定して事業継続できる金額」
とされており、途中で増資するケースもあります。
② 資本金が少ない会社は危険?
一般的には、資本金が多い会社ほど「経営規模が大きく、経営が安定している」と見られやすい傾向
があります。
そのおかげで銀行などの金融機関からの信用度が高まり資金調達力が増すメリットが挙げられますが、、
新規事業の失敗などによる利益の減少は反映されないため資本金額が大きいという理由だけで
企業の業績の安定性や将来性を判断することはできません。
③ 資本金が大きい会社の方がお給料がいい?
先述した通り資本金が大きいと融資が得られやすいメリットはありますが、営業利益との関連性は
ないため資本金額と給与は比例しません。
また、大規模な設備投資が必要な企業は資本金が大きく、ITやコンサル業は資本金が少ないなど
資本金額は業界によって差があるため、「資本金が少ないこと」と「企業の安定」はイコールではありません。