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ビジネス文書マナーの基本【様】と【御中】の使い分け

・郵便物メールなど、宛先の敬称に何をつければいいのかわからない
・【様】と【御中】は一緒に使っても大丈夫?
など、ビジネス文書の基本中の基本である、宛先についての疑問にお答えします。

①【様】と【御中】は一緒に使える?

結論から言うと、一緒に使用はできません。必ずどちらかを選択してください。

【様】・・・人に使う
【御中】・・・組織に使う

といった違いがありますので、宛先によってどちらかを使用します。

②使用例

【様】
・株式会社〇〇 ××様
・〇〇株式会社 経理部 ご担当者様

【御中】
・株式会社〇〇 御中
・〇〇株式会社 人事部 御中

③返信封筒では「宛」を書き換える

返信封筒の場合は、自社宛の書類のため「宛」と記載をされている場合が多いですが、送り返す際には「様」や「御中」に書き直します。

その際は修正テープや塗りつぶしではなく、「二重線で」消し、その横に「様」や「御中」で書き直しをしましょう。

医療機関では【御侍史】や【御机下】を使う

これらは、紹介状をはじめとした医師個人に宛てた文書に使われる言葉です。

御侍史
「先生に直接渡すのは恐れ多いため、あえて侍史に手紙を渡します」という意味

御机下
「先生に直接渡すのは恐れ多いため、あえて机の下に置かせていただきます」という謙遜の意味

引用:御侍史・御机下の読み方は? 意味・使い方・よくある疑問も紹介

御侍史・御机下どちらの言葉を用いても、〇〇先生 御侍史(御机下)というように使われます。
ほかにも先生と言われるような、教師や弁護士などの職種がありますが、これらの言葉が使えるのは医師のみです。
さらに本記事で紹介した【様】や【御中】などとは基本的に併用できないことも覚えておきましょう!

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