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「とりあえず」はビジネスシーンでは言い換えたほうがいい!曖昧表現を卒業する言葉の選び方

ビジネスの現場でつい口にしがちな「とりあえず」。
会話やメールで便利に使える言葉ですが、果たしてそれは“正しく”伝わっているのでしょうか?
「とりあえず」という言葉は、曖昧な印象を与えたり、責任の所在をぼかしたりすることもあり、コミュニケーションに齟齬を生みかねません。
本記事では、「とりあえず」という言葉が持つ問題点から、ビジネスでの適切な言い換え方、具体的な例文までを網羅的に解説します。
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ビジネスシーンでの「とんでもないです」を言い換える
【目的別】
「とりあえず」のビジネス向け言い換え表現集
- まずは何かを始めたい・提案したいとき
とりあえず進めてみましょう → 暫定的に進行し、状況を見て調整してまいります
とりあえず会議を設定します → まずは情報整理のため、仮の会議を設定いたします
- 資料・情報の確認を依頼したいとき
とりあえず目を通しておいてください → ひとまずこちらの資料をご確認いただけますと幸いです
とりあえず送ります → 念のため、関連資料をお送りします
- 保留・判断待ちの状況を伝えるとき
とりあえずこの案で進めてます → 現時点ではこの案をベースに進めております
とりあえず保留にしておきましょう → 正式決定までの間、保留とさせていただきます
- 一時対応や応急処置を報告するとき
とりあえず対応しました → 一次対応として、以下の対応を実施しております
「とりあえず」がビジネスで避けられる3つの理由
1. 意図が不明確になりやすい
「とりあえず進めましょう」
「とりあえず予定を入れておきました」
一見柔軟に見える言葉ですが、受け手は「いつまで?」「それで決定なの?」と迷ってしまうこともあります。
2. 相手に誠意が伝わらない
「とりあえず」は、時に「真剣に考えていない」「責任逃れ」と受け取られてしまうこともあるでしょう。
ビジネスでは丁寧かつ明確な表現が信頼につながるため、曖昧なまま相手に伝えることは避けたほうがよいかも。
3. 意思決定力や判断力に疑問を持たれる
「とりあえず」を多用すると、論理的思考や判断力に欠ける印象を与える恐れがあります。
自己PRや提案・報告の場では特に注意が必要です。
「とりあえず」を使わないことで得られる信頼と印象
言葉を選ぶ力は、そのままビジネスパーソンとしての信頼度や判断力に直結します。
「とりあえず」を卒業すると、下記の効果も期待できるかもしれません。
- 上司・取引先からの信頼が高まる
- 意思が明確な人と評価されやすい
- 自信と配慮を両立した印象を与えられる
丁寧な言葉選びこそが、あなたの強みになります。
「とりあえず」からの卒業が、あなたの価値を高める
「とりあえず」は便利な言葉!
でもビジネスシーンでは曖昧・軽率な印象を与えかねない
目的・文脈に応じて、具体的な言い換え表現を使い分ける
言い換えの積み重ねが、あなたの自己研磨や評価につながる
“とりあえず”を使う癖を見直すことが、言葉による信頼の第一歩です。
ビジネスシーンで使いたい場面があったら、より適切な表現を選んでみてください。