転職アカホン講座
転職しても住んでいた社宅にそのまま住める?
前職で転勤を伴っている場合に多い質問ですが、現在社宅に住んでいるが転職をしてもそのまま住み続けたいというお悩みをよく聞きます。
社宅利用者が転職する場合の、一般的な対応について解説していきます。
①社宅の種類
社宅には2つの種類があり、会社が社員用に建てて利用させる「社有社宅」と、会社が賃貸の1室を借り、社員に転貸する「借り上げ社宅」にわかれます。
社有社宅は、社員向けに相場より安い賃料で住めることがほとんどであり、借り上げ社宅の場合は、会社が負担する額を超えた賃料のみ社員の給与から天引きをします。よって、家賃の一部を支払うことで住むことができる制度です。
②社有社宅の場合
社有社宅の場合は、社員のために会社が建てている物件なので、転職時にはほぼ例外なく退去を求められます。
退職時には必ず社宅の退去日を確認し、計画的に転職をしなければなりません。
③借り上げ社宅の場合
借り上げ社宅の場合は、会社や物件によって異なるようです。
契約者の名義を会社から退職する人に変更すれば住み続けられる場合や、名義の変更時に敷金・礼金の一部を支払うことでそのまま住んでいられる場合もあります。
退職後も住み続けたい場合は、会社規定を必ず事前に確認し、管理会社にも確認をとったうえで意思決定をしましょう。