国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
企業概要
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構は、日本の国立研究開発法人。研究分野は放射線医学および、量子ビーム(放射線、高強度レーザー、放射光)、核融合である。
事業・サービス
▼放射線科学で健康と安心を支える(量子生命・医学部門)
重粒子線等によるがん治療研究や生体における分子レベルの異常を画像化する分子イメージング研究を中心とした「放射線の革新的医学利用のための研究開発」、万が一に備える「放射線影響・被ばく医療研究」、生命の謎を解き明かし、様々な分野における革新的応用を目指す「量子生命科学」などの研究を遂行しています。これらの事業においては、QST病院が行う重粒子線がん治療の国民医療への普及・定着に向けた取組みや、基幹高度医療被ばく支援センターの原子力災害時に備えた医療体制の整備に向けた取組みも行っています。また、放射線管理や放射線の医学利用に係る技術者の養成、幅広く放射線の知識を伝える人材の育成、放射線に関する基礎研修等にも取り組んでいます。
▼量子技術で明日のテクノロジーを切り拓く(量子技術基盤研究部門)
荷電粒子・放射性同位元素、光量子、放射光などの様々な量子ビームの発生・制御やこれらを用いた高精度な加工や観察などに係る最先端の技術開発を推進しています。また、量子ビームの優れた機能を総合的に活用して、物質・材料科学、生命科学等の幅広い分野において、世界を先導する研究開発を推し進めており、革新的な成果の創出や先進的な量子ビーム利用技術の普及拡大を通して、科学技術イノベーションの創出を促進し、我が国の科学技術・学術の発展、産業の振興等に貢献しています。さらに、新たなサイエンスの創出や材料科学、触媒化学、生命科学等の幅広い分野の産業利用等につながる次世代放射光施設の整備やそれに係る研究開発にも取り組んでいます。
▼水素融合エネルギーの実用化を目指して(量子エネルギー部門)
地球環境に優しく安全性に優れた“地上の太陽”を実現するため、世界規模で水素融合エネルギーの研究開発を進めています。水素融合とは、軽い原子核同士が衝突して重い原子核へと<融合>することです。星や太陽が輝き続けるのも、この水素融合エネルギーによるものです。量子エネルギー部門では、国際協力により、水素融合エネルギーの科学的・技術的成立性を実証する「ITERの研究開発」、水素融合反応で燃料を燃やし続ける研究をする「核融合プラズマの研究開発」及び核融合プラズマの実現を支える「核融合理工学の研究開発」を3本柱とし、水素融合エネルギーの早期実現を目指し、研究開発を推進しています。
関連するWEBサイト
- コーポレートサイト https://www.qst.go.jp/
福利厚生
職種により異なる